第36回 カラスの大好物

 今日はコスモ石油のオイル講習会に行って来ました。

 相変わらず「環境に優しい」をモットーに北極の映像を交えつつ石油を売る話に没頭していました。

 
 これも仕事と我慢しましたが、環境に優しい講習会の資料が何故にあんなに良質の紙を使っているのでしょうか。謎です。

 さて本題です。各地方自治体においてゴミの分別が進んでいるようですが、あれは本当に環境と関係があるのでしょうか?

 僕の住む大阪の八尾市の場合は可燃物として、プラスティックや生ゴミ、食品トレーにペットボトル。

 あとは紙やらなんやら、いわゆる燃えるゴミとして回収していて瓶や缶などは不燃物として回収されてます。

 後は埋め立てなんかのどうにもならないゴミもありますが、疑問を持ちながら僕も行政に従ってます。

 でもね。同じゴミを出す一人の人間として 東吉野DASH村 に行くと話は変わります。

 何も無い村に行くと食事が一番の楽しみになりますが、無駄を減らしてもやはり生ゴミは出ます。

 さあ、生ゴミは庭に捨てましょう。そうすると夜中に動物が食べたり土の微生物が食べたり、やがて発酵して畑の肥料になります。

 そして紙や木のゴミです。これは燃やして灰にします。その灰を畑に撒けば、これまた野菜の栄養となります。

 んで缶です。これはアルミやスチールなのでAnthony編集長が大阪に持って帰ってます。リサイクルですね。

 瓶はそのまんまです。個人的にもお酒や焼酎は通函(かよいばこ)で買って、空瓶はそのまま酒屋さんに返します。リユースです。

 そして厄介なのが食品トレーやビニール袋などの石油化学ゴミです。こればかりはどうしようもなく、これまたAnthony編集長が大阪に持ち帰り燃えるゴミとして処理してます。

 でも、僕もAnthony編集長も自信を持って言えるのが、この循環が環境にとってもっとも自然なゴミ処理の方法だと政治家に考えてもらいたいのです。

 都会はコンクリートだらけで土はありません。まずは都会に土を呼びましょう。

 土に生ゴミを撒けばカラスが食べます。虫も寄ってきますしネズミなんか大好物です。残った食べカスはミミズや微生物が分解してくれます。これで生ゴミ問題は解決です。

 紙や木はそのまま燃やして肥料にしましょう。石油商品は燃やしてタービンを回しましょう。そうすれば少しは省エネに貢献出来るでしょう。

 今の自治体の分別回収はゴミ処理に対して何の意味もありません。本当にゴミ問題を考えるのなら、如何にゴミを自然に返すか。

 その為には、如何に日本を自然のままの国に戻すか。政治家と公務員の腕の見せどころです。



投稿者: Nao





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コメント 4

There are no comments yet.
ほりたま
2008/02/29 (Fri) 14:53

ほりたまの住んでる地域も分別回収をしていますが、たまたま引っ越しゴミが大量に出たので、兄と市の焼却場へ直接持って行った時の事…ゴミ回収車が行くのと同じ場所で見た光景は、粗大ゴミ以外は全て同じ焼却場だったのですよ!じゃあわざわざ分別する意味もなく、疑問に思いました。焼却場の設備が充実していると、一々分けなくていい!と、大学の偉い先生も言われてましたしね~リサイクル!と言っても、産廃処分場には山のように、ビンや缶が捨てられてるのが現状だと思いますよ(;^_^A

やさい
2008/02/29 (Fri) 19:39

要らない物は買わないのが一番。貧乏人はおのずとエコロジーに貢献してるかも(笑)。あと、忙しすぎると分別する心の余裕がなくなる(笑)。働きすぎは良くないッすね♪

nao
2008/02/29 (Fri) 23:45

ほりたまさん、まったくその通りで分別回収なんて市民の時間と労力を浪費するだけで何の意味もありません。
リサイクルをするならするで、リサイクルをする事を前提に製品開発をせねばなりません。

nao
2008/02/29 (Fri) 23:48

やさいは音楽と本が好きだからね。
晴耕雨読の世の中が早く訪れるといいね(笑)。

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