第四十幕 エリザベス ゴールデン・エイジ

意志と運命の狭間に  映画『エリザベス ゴールデン・エイジ』

 前作に続く二作目『エリザベス ゴールデン・エイジ』が描くのは、大国スペインがイングランドに襲いかかったアルマダ海戦の危機です。

 大国スペインのフェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、信奉するカトリック教をヨーロッパ全土に広めようと、各地で圧力をかけていました。

 異教プロテスタントの国、イングランドもまた、虎視眈々とフェリペ2世に狙われていました。

 バージン・クィーンのエリザベス(ケイト・ブランシェット)には、各国からの縁談話が舞い込みますが、直裁なエリザベスに気に入る相手はおりません。

 そんな中、教会に向かうエリザベスの前に出て、突然マントを敷いた男性がウォーター・ローリー(クライヴ・オーエン)でした。

 ローリーに興味を持ったエリザベスは側近のベス(アビー・コーニッシュ)をローリーに近づけさせます。

 新大陸に戻りたいローリーも、エリザベスに、新大陸から持ち帰った品々を披露してエリザベスへの接近をはかります。

 エリザベスが女王の座にあるとはいえ、軟禁状態にあるスコットランド女王メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)は自分こそがイングランド女王であると主張しましたし、国内には、半数のカトリック信者がおり、メアリーと通じエリザベス暗殺を企てる動きがありました。

 そして、エリザベスに銃口が向けられます。

 エリザベスの前に立ちはだかる運命の嵐は、人並みの男性への恋にあこがれるエリザベスの意志をたやすく打ち砕き、大国スペインの大軍を擁しての参戦は、エリザベスの自信を挫けさせます。

 そんなエリザベスが命運のよりどころと頼る占星術師の謎めいた助言がエリザベスを奮い立たせます。

 嵐に遭うとある人は逃げる。が、ある人は、嵐を利用して、より高く舞い上がり、嵐に向かって行く。

 占いがぼんやりながらも教え示すようにすでに命運が定められているとして、その先に自身の破滅が待ちかまえてるやもしれぬそんな時、どうエリザベスは意を決し、なにを国民に叫んだのか、歴史がいまのわたしたちに教えてくれるものに限りはありません。


 意志と運命の狭間の中で、賢明な指導者が見せた幸運を堪能あれ。



投稿者: 今井 政幸


『エリザベス ゴールデン・エイジ』公式サイト




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