休憩 その2 「キネマ旬報ベスト・テン 表彰式を見てきたよ」の巻

 2月5日、有楽町朝日ホールで、キネマ旬報の「第81回キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式」があっただす。

 応募はがきを出して、招待券をしっかとゲット。パチ、パチ、パチ。

 表彰式は、一位となった作品賞に、監督賞や脚本賞、主演男女優賞とかの個人賞の表彰をやるのでがんす。

 式は6時半から。仕事を終えて、地下鉄の銀座駅にば。

 数寄屋橋方面から地上に出て、マリオンに。11階に上がったところに、有楽町朝日ホールがありまする。わたす、これで、4回目。

 いつもは、休日に表彰式をやってたのさ。

 で、表彰式と併せてやってくれる一位映画の鑑賞会の、文化映画がわたすのお楽しみ。

 ところが、今回は、平日に式をやるから、『ひめゆり』が見られない。ぐそー。なんてことするんだ、文化映画が楽しみだったのにぃ。


 「もうすぐ映画が終わりますから(日本映画一位の「それでもボクはやってない」をやってたのだ)ロビーでお待ちください」と言われたので、ホール右手の通路に腰をかけてたら、スタッフに案内されて、加瀬亮・三浦友和の両人が、目の前を通り過ぎて行きますた。

 前の方に偶然空いてた席をみつけますた。見やすい位置ですた。

 司会は、フジテレビの笠井信輔アナウンサー。わたすが、表彰式を見だしてから、ずっと、この人が司会だす。

 去年見た150本の中で自己の一位は『トランスフォーマー』、と宣言して式は始まりますた。

 最初は、日本映画作品賞。『それでもボクはやってない』。製作のアルタミラピクチャーズの人がトロフィーを受け取ります。

 当初、企画段階で、劇場公開が可能かどうか、めどが立たないところに、フジテレビが企画にのってくれてようやく劇場公開にこぎつけたと言ってますた。

 次に、外国映画作品賞。『長江哀歌(エレジー)』だす。配給のビターズ・エンドの人が、ジャ・ジャンクー監督のメッセージを代読します。

 「私は思うのです。映画は今もなお、私たちが自由を捜し求め、またお互いを知り、認め合う最良の方法なのではないか、と」

 で、文化映画作品賞は『ひめゆり』。 ロシアから式に間に合って帰ってきた、ジーンズ姿の柴田昌平監督がトロフィーを手にします。

 企画会議もなにもなく、ただ撮りたくて、13年間フィルムを回した成果が認められて嬉しい。DVD化はしないで、ホールでの上映活動で上映していく、と言ってますた。

 個人賞のトップは、周防正行。監督賞、脚本賞、読者選出日本映画監督賞を受賞しますた。

 『それでもボクはやってない』は当初、社会派作品と言われ、そう呼ばれることで、特定の人だけが見に来る、敷居の高い作品と思われるやもと危惧していたら、中途から、エンターテイナーの作品と呼ばれ始めた。

 自分のどこにエンターテイナーの才能があるのか分かっていれば、ヒット作をいくつも作れるのに。今度、いつ、次回作が作れるか分からないけど、職業は監督だと思ってる、と日本映画界の現状をちくりと刺していますた。

 主演女優賞は、『サイドカーに犬』『クローズド・ノート』『ミッドナイトイーグル』により竹内結子。

 白のドレスが鮮やかです。スタッフに謝意を述べますた。

 主演男優賞は、『それでもボクはやってない』『オリヲン座からの招待状』により、加瀬亮。

 作品に支えられた受賞と思うので、今度は、自分の力で受賞したい、とコメントしますた。

 助演女優賞は、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』により、永作博美。

 気持ち短めのドレスは、黒だす。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろで』の演技が評価されたことが、今後の参考になると言ってますた。
 
 助演男優賞は、『転々』『松ヶ根乱射事件』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』により、三浦友和。

 去年、出た映画は6本あって、それらの合わせ技でこの賞を受賞できたと思ってる。まだ、俳優をやっていけるということなのだろう、としぶーい口調で語りますた。『転々』の友和はいい!

 新人女優賞は、『転校生 さよならあなた』『バッテリー』により、蓮佛美沙子。スタッフ・監督・事務所に謝意を述べますた。

 新人男優賞は、『バッテリー』により、林遣都。一語一語、噛みしめるように、スタッフに謝意を述べますた。

 この受賞対象の『バッテリー』は、15億3千万円も稼いだヒット作だわさ。わたすは、キャッチャー役の山田健太くんがサプライズで登場して欲しかったなぁ。

 読者選出外国映画監督賞は、『善き人のためのソナタ』により、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。

 配給のアルバトロス・フィルムが代わりに受け取りますた。監督のメッセージはいま発売の決算特別号に掲載されているから、割愛して、カンヌ映画祭で、『善き人のためのソナタ』と出会って、この作品をなんとか日本で公開したいと思ったことが今回の受賞に繋がり嬉しい。これからも良い作品を日本に配給したいと喜びの言葉を語りますた。

 ちなみに、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督のコメントは、「私は日本映画、美術、デザインから大きな影響を受けました。この映画の成功によって得た特典のひとつは、東京で1週間過ごす機会を得たことでした。森タワーの最上階からの眺めは今まで見た中で最も美しい風景でした。この美しさ、すべての構成や秩序、輝き、光が人の手で作られたことを考えて、自然に涙を流しました。観る人にこの畏敬の念を感じさせるものを、微力ながら創り出すことが、私の映画を作る理由なのです。文化の中心としての東京は、私を謙虚な気持ちにさせてくれます。ありがとうございました。」

 
 今年も、面白い映画にいっぱい出会えるかもかも。



投稿者: 今井 政幸






[人気blogランキング] ←クリック投票に協力して下さいませっ!
関連記事

にほんブログ村 その他趣味ブログ 多趣味へ FC2ブログランキング  
学問・文化・芸術 その他へ ← クリック投票に協力を! 編集部・執筆陣のやる気がUPします!

コメント 0

There are no comments yet.
Menu:33 今井政幸のワタスの映画の小部屋