野を歩けば 「意外な形の実」

Photo by K.Miyamoto 撮影場所: 富山県 南砺市園芸植物園 フローラルパーク
野を歩いていると、きれいな花を咲かせる木や草花のなかには、意外な形の実を結ぶものがあります。
この花は 「フウセントウワタ」(風船唐綿)という名前で、ガガイモ科のフウセントウワタ属。
別名 「フウセンダマノキ」(風船玉の木)
投稿者: K.Miyamoto





花は愛でませんが、とげのある果実の姿がユニークです。
晩秋になれば 実が割れて、 中から綿毛とタネが出てきます。
とげといっても鋭いものではなく、柔らかい突起なので切り花やドライフラワーにも利用されるといいます。


Photo by K.Miyamoto 撮影場所: 富山県 南砺市高瀬遺跡公園
この花は 「シデコブシ」(紙垂、四手辛夷)
モクレン科モクレン属で別名 「ヒメコブシ」 とも。
春にきれいな花を見せます。


それぞれ形が違うシデコブシの実。
コブシの名の由来は、果実あるいは蕾の形を人の握りコブシになぞらえたから、といいます。


Photo by K.Miyamoto 撮影場所: 富山県 南砺市 カイニョと椿の森公園 いのくち椿館
この花は 「ハクモクレン」(白木蓮、白木蘭)
コブシと同じモクレン科モクレン属で、木全体に咲いた白い花姿は清楚で見事です。
ところが花姿に似ず、木の実はどれもユニークで思わず ・・・・・・


これが 「ハクモクレン」 の実。
ハクモクレンもコブシと同じで、実の形はそれぞれ違いますが、実が見えるところは教育施設に近く、それも入り口正面から見えます。
[編集長-ひとこと]
「フウセントウワタ」 は、プックリとふくらんだ形が、フグやハリセンボンのように見えてカワイイです。
中から綿毛が出てくるのを見てみたいもんです。
その昔、ドライフラワー造りを趣味にしている人に聞いたんですが、毒性の強いキョウチクトウ(夾竹桃)の仲間らしくて、花、実、葉の全てに毒性があって、取り扱いには注意が必要だそうだ。
樹液が手に触れれば炎症を起こすし、間違って目に入れば失明の危険性もあるらしい。
特にニャンコにとっては、玉ねぎ以上の猛毒で、間違って葉っぱや実を食べて急性腎不全、肝不全を起こして死ぬこともあるのだとか、、、
「シデコブシ」 は、自分の拳骨を握り締めて、見比べてしまいました。
似ていると言われたら、似てるかも?
「ハクモクレン」 の実は ・・・
最近、下半身に元気が無い僕は、思わず、、 「うらやましい~~」(故 財津一郎 ふうに) と、叫んでしまいました。(笑)
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