蜂窩織炎 (ほうかしきえん) に罹っちまったい! _ 2 糖尿病を舐めんなよ!

Photo by Masayuki Imai 撮影場所:横浜市 磯子区 某所 磯子山荘のデブ猫タールの後ろ姿
異変に気づいたのは、翌朝の朝だった。
ベッドが濡れている。
なんで? お漏らし? まさか?
わたす、もう数年前から、綱島の泌尿器科に通っている。
頻尿で、トイレが近かった。
過去形なのは、薬を飲んでて、もう、外出途上で、頻尿に困らないからだ。
投稿者: 今井 政幸



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→ 「蜂窩織炎 (ほうかしきえん) に罹っちまったい! _ 1 足の痛みと猫」(Anthony's CAFE 2022/12/27)
ぶっちゃけ、一回漏らした。
ジーパンが濡れた。
見られたらはっきり分かるほど。
夜遅くで、なんとかしのげた。
で、すぐに、ネットで評判の良い病院を探した。当時住んでたところから近い病院を。
磯子に移ったので、家からえらく遠くなったが治療に満足してるので、病院を替える気はない。
病院でもらった薬を飲んだら、頻尿がピタリと止まった。
な訳で、夜尿症の訳がない。
熱は、解熱剤の投下で凌げている。
が、足が、とりわけ左足が痛い。
足の膝から下が赤く染まっている。
これはいったいなんだ?
痛い、痛いと騒いでいたら、ネットで、痛風かもと指摘された。
以前の会社で、痛風持ちがいて、
「とにかく痛い、とても動けない、痛みがおさまるのを待って、病院から薬をもらう」 と、話していた。
痛みがおさまるのを待つか。
翌日も起きたら、ベッドが濡れている。
位置的に、足のあった場所あたりだ。
原因が分かったのは夜だった。
何気なく、左足に貼ってた湿布を取り除いたら ・・・ なんと言うことでしょう!

皮膚が剥け、爛れて、体液が流れ出していた。
これだったか!
コロナ対策で使っている消毒液を吹きかけ、包帯がわりに手拭いでぐるぐる足を巻いた。
動揺する心を落ち着かせながら、明日、一番でどう動くかシミュレーションした。
朝起きて、タクシーを呼び出すアプリをゲット。
登録を済ませて、9時から開く病院に着く時間に間に合うよう、アプリを操作。
タクシーが到着したという連絡が届いた。
家を出た。
が、家の前の道路にタクシーはいない。近くのどこか、か?
病身で、とろい足を引き摺るようにして、5叉路の見晴らしきく場に出たら、先の方で一台のタクシーが止まっている。
タクシーに乗り込むや、3分待ったから超過料金が発生するという。
うちはこんな場所じゃないよと抗議すると、ネットの地図が示す場所はここだと言う。
責任をネットに転化するか。
なんとか、病院に着く。
予約はしていないので、1時間は待たされた。
他にも予約なしで来て待たされてる人が、診察が遅いと抗議していたが、ここは、というか、どこでも、予約なしでは、1時間は待たされる。
診てもらったら、爛れた足の様を診て、医師と看護士が驚きの声を上げた。
「入院だ、入院!」 「点滴だ!」と先生は叫んで、「糖尿病? 」と問うた。
そうだと答えて、、、 ひょっとして、、、、 足が壊死して、、、 切断することなる?
いや、そこまではないと言ってくれた。
が、手の施しようがないようで、かかりつけ医に行って、病院を探してもらえと言う。
そこは、擦り傷や切り傷を手当てする病院で、以前、わたすが、ロックをかけないで、車から出て、と言うのも、同乗の認知のわたすの母の弟の連れ合い、叔母さんが、車のドアを開けることが出来ないから、ったくと思って叔母さんの方のドアを開けようと車から出たのが失敗で、家の前の道路は、緩やかな坂になっていたものだから、車がバックで下がって、下がって、わたすは、車を放すわけにはいかないから、50メートルは、たっぷり車に引き摺られて、その時も、左足、左手そして右足が、皮膚がずる剥けたとき治療に通ったのだった。
そこから、タクシーをつかまえて、かかりつけ医に行った。
ここでも予約なしなので、その時間帯の最後に回された。
やはり一目みて、医師も看護師も驚いた。
左足に古い手術跡に目が行き、こんはなんだと。
そこは、心臓バイパス手術で、心臓に使う静脈を取ったところと説明して、納得。
糖尿病の壊死か? 足を切断することになる?
問うと、足の親指と人差し指の間を示して、普通、ここからバイ菌が入って、広がって、壊疽になってくけど、これは違うと言明。
足の切断は免れた。
その日は土曜日。 大概の病院は午後で閉まる。
取り敢えずクスリをと足に塗られたクスリは、床ずれ用のクスリだった。
そこから、先生はあれこれ考え、近くの南部病院はやってないって事で、汐見台の病院への紹介状を書いた。
もう、お昼だ。
で、紹介された病院が午後から始まるのは2時半から。
取り敢えず、磯子山荘に引き返して、なんぞ食べて、あれこれ思いを巡らしたが、なんにも思いつかない。(爆)
野良猫タールの世話が気になる。
隣のおばさんから、わたすが何かあった時、連絡して欲しいと司法書士に伝えるため、おばさんに知らせたわたすの携帯番号と引き換えに、おばさんから渡された、おばさんの携帯番号のメモを写メ。
そんなこんなで、病院の皮膚科に辿りついた。
「ほうしだ!」
開口一番、おばさん医師は言葉を発した。
で、その病院ではわたすを引き取られないという。 明日は休日で誰もいない。
なら、どこに?
わたすが、かつてした心臓手術はどこで?
三ツ沢の横浜市民病院。
そこはダメ。 横浜市大病院は罹ったことはある?
ありません。 どうせ、今の(コロナの)時期、受け入れてくれないか。
横にいた看護師が、みなと赤十字病院に連絡しましょうか?
そこから、電話をかけて、向こう担当医と話をつけてくれた。
救急車を呼びましょうか? と、看護師が問うと、そこまでは必要ないと却下。
なんでだよう!!! タクシー代、4千円以上も取られたじゃないか。
すでに、病院は開いていないからと、緊急診療入り口から入るよう指示されて、タクシーに告げると、場所が知らなかったようで、知り合いのタクシー仲間に確認して、奥にある緊急診療前に到着。
受付を済ますと、待合場を教えてもらって、待機。
最初、わたすの状況説明をして、また、待たされた。
緊急診療場だから、外国人夫妻が子供連れでやって来た。
同じように、助手? 医師が状況説明を聞きに来た。
向こうは日本語が出来ない。
助手? 医師は、スマホらしきものを取り出し、翻訳ソフトで向こうに質問する。
翻訳機能で、相手に言葉が通じて、怪我をして奥さんの手の出血が止まらない状況が伝わった。
翻訳機は便利だなぁ。
わたすの診察となって、わたす状況説明を聞いて、左足から流れ出る体液を綿棒で掬い、その日のうちの入院が決まった。
病室はどうするかと問われ、カネのかからない相部屋を希望した。
病室での準備が終わるまで、待機。
わたすは急いで、スマホは電気がわずかなので、おばさんの電話番号を写メした写真を出して、電話した。
留守だ。
留守電で、長く入院すること、タールの世話をお願いと手短に伝えた。
(つづく)
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