映画 『すずめの戸締まり』

映画 『すずめの戸締まり』
Photo by Kirishima  撮影場所: 宮城県 富谷市 109シネマズ富谷


昨年末に、 109シネマズ富谷で 『すずめの戸締まり』 を観てきました。


 新海誠監督の約3年ぶりとなる新作劇場版アニメで、昨年の12月で興行収入100億円を突破。観客動員数は、約700万人以上を記録。


 『君の名は。』(2016年)、『天気の子』(2019年)に続き、連続で100億円超えになりました。

 凄いの一言です。



テーマは、ずばり、東日本大震災。

 
 日本各地の廃虚を舞台に、地震 (災い) のもととなる 「扉」 を閉める旅をする女子高生と大学生 (閉じ師) の心の成長と志 (こころざし) を描く物語。

 
 非常に良くできたロード・ムービーで、熱い志を与えてくれる映画です。

 「熱い志」 とは、自分の人生を犠牲にしてでも人々の幸せを守るというとでしょうか!?

 迫り来る地震を防ぐために誰かが 「戸締まり」 をしなくてはならない! 地震を抑えるために、外してしまった要石 (かなめいし) を戻さなければならない! という設定で二人は、宮崎県から愛媛県、神戸、東京、宮城県へと旅を続けてゆく 。。。

 とにかく観て損のない映画です。 かなりお勧め。 皆さん観てください。







投稿者: 霧島

にほんブログ村 その他趣味ブログ 多趣味へ FC2ブログランキング  
学問・文化・芸術 その他へ ← クリック投票に協力を! 編集部・執筆陣のやる気がUPします!





ただ、アクションシーンも多いファンタジーなので、唐突なストーリー展開もあり、ツッコミどころ満載という感じは否めません。


  この辺のところが、ファンタジー映画の欠点なのでしょう。


 しかし、この映画が与えてくれる感動と感銘は、それらの欠点を補って余りあるものだと思いました。



主人公の名は岩戸鈴芽 (いわと すずめ) 、「閉じ師」を代々の家業とする青年の名は宗像宗太。


 これらからは、天照大神の天の岩戸神話や宗像大社を連想できます。


 他にも 「要石」 伝説や 「常世 (とこよ) 」 伝説など日本神話や古代の信仰・文化のモチーフが、随所に盛り込まれていて面白いです。

 さらになんと、ラストの舞台が宮城県の気仙沼市だったのにはビックリ!!



 → 映画 『すずめの戸締まり』 公式サイト




映画 『すずめの戸締まり』 予告編

Suzume Official Trailer 3 Theme- RADWIMPS [Ost] (Ft Toaka)  (YouTube 動画)


関連記事

コメント 4

There are no comments yet.
☘雑草Z☘
2023/01/06 (Fri) 23:28

最初のポスターがトリックアートのようです。

床を見ると下の水の部分は戸の下から張り出しているようですが、
戸も本当にこちら側に開いているのでしょうか?
背景は紙だとして、戸は何で出来てんでしょう?
少女(すずめ?)も切り取られてこっち側に出ている感じですが、
頭の部分は背景にくっついているようにも見えます。
どうなってるんでしょう?

utokyo318
2023/01/07 (Sat) 06:45

新海監督作品はどれも観たことがないのですが、こちらは東日本大震災も扱っているストーリーなのですね。
「天気の子」のときは、新宿駅構内の天井に傘がたくさんぶら下がっていたものの、今回はそういう演出を見かけていないように思いましたが、大ヒットということで、私もいつか拝見したいと思います。

霧島
2023/01/07 (Sat) 15:59

>雑草Zさん

おっしゃる通り、確かにトリックアートみたいですね。
写真は、ポスターではなくてキャンバスアート?みたいなオブジェと
いうか立体的な置物で、プラスチックや紙で作られているようです。
これは、映画の最初のシーンで、廃墟となった温泉街に出現した「扉」ですね。
この「扉」からは、災い(地震)が出できますが、「常世」ともつながって
いるようですね?!

霧島
2023/01/07 (Sat) 16:01

>utokyo318さん

そうでしたか! 「君の名は。」が超大ヒットしたため、前作の「天気の子」の
ときは大々的に金をかけてPRしたのでしょうね。凄いです!
「君の名は。」、「天気の子」はネットフリックスで観ました。
特に、超大ヒット・大ブームを起こした「君の名は。」は、新海監督の
最高傑作だと思いました。
さらに、RADWIMPS(ラッドウィンプス)の主題歌「前前前世」も大ヒットし、
この年の紅白にも出場しましたね。やれやれ(笑)
https://youtu.be/vLGQQbjZc5A

トラックバック 1

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
すずめの戸締まり・・・・・評価額1750円

「セカイ」から「世界」へ。 「君の名は。」「天気の子」の連続メガヒットから3年。 新海誠の最新作は、災いをもたらす廃墟の扉を探す青年と、不思議な縁で結ばれた少女の日本を縦断するロードムービー。 運命の二人を襲うのは、隕石、異常降雨に続いて、今回は地震。 相変わらず映像は超絶に美しく、最初から最後まで見せ場も満載。 セカイ系オタクの血が暴走気味だった前作から、キッチリ“国民的映画監督”路線に...

2023/01/15 (Sun) 19:04 by ノラネコの呑んで観るシネマ
Menu:14 霧島の観た映画