五葉山 2022年10月 (岩手県 大船渡市・釜石市)
10月23日 ~ 24日、ルートイン大船渡に一泊して五葉山 (1341メートル) とみちのく潮風トレイル 霞露ヶ岳 (かろがだけ509メートル) に登ってきました。
今年の登山・トレッキングのラストになります。
風が強く寒かったのですが、天候もまずまずで、最高のトレッキングができました。 良かったです。
五葉山は、大船渡市、釜石市にまたがる北上高地南部の山です。
ヒノキやケヤキなどの森林資源が豊富な山だったため、藩政時代には伊達藩直轄の山となり 「御用山」 と呼ばれていました。
また、五葉山神社を中心とした、五葉権現講の山岳宗教の霊山として信仰を集めていたそうです。
赤坂峠登山口 (9:30発) → 畳石 → 山王神社 → 石楠花 (しゃくなげ) 山荘 → 五葉山神社 → 五葉山山頂 → 日ノ出岩 (11:50着) 日ノ出岩 (12:15発) → 往復 → 赤坂峠 (14:15着) 約4時間45分のトレッキングでした。(休憩含む)

Photo by Kirishima
大船渡市と釜石市の境にある赤坂峠の登山口
山岳信仰の霊山だけあって登山口にも大きな鳥居。
わたくしが行った頃には、すでに15台くらいの車が駐車していました。
投稿者: 霧島
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四合目の 「畳岩」
この辺りは広々としていてベンチなどもあり絶好の休憩所になっています。
なんと、この 「畳岩」 は、オウム真理教の悪名高い麻原彰晃 (松本智津夫) が空中浮遊を完成させたという、いわく付きの岩なのです。 いやー、驚きました。
『麻原が1985年岩手県釜石市に 「ヒヒイロカネ」 を求め,旅行し信者を連れて五葉山の畳石で例の空中浮遊を行なった,と書いてあるのを見て購入.ヒヒイロカネというのは伝説の金属です.純粋な状態では柔らかく,合金ではプラチナより硬いといわれているのだそうです.釜石市甲子川では餅鉄という磁鉄鉱の塊が古くから産出され,古代からこの磁鉄鉱が鉄器作りに用いられたといわれています。』
→ 「高山文彦:麻原彰晃の誕生」(花崗岩のつぶやき 2006/03/06)

また、鳥居。
五葉山は、ほんと鳥居が多いですね。 鳥居のオンパレード状態でした。(笑)
五葉山の登山道は、完璧に整備されていて初心者でもファミリーでも安心して難なく登ることができます。
しかも、汗を絞られるような急斜面や激しいアップ・ダウンもなくハイキング気分を堪能できます。

七合目付近の山王神社
巨岩の下に小さな祠。
巨岩信仰・崇拝の名残りでしょうか?
ここの下にも、姥石神社という小さな祠と鳥居がありました。

山頂手前、九合目の石楠花 (しゃくなげ) 山荘
避難小屋になっていて、50人程度の宿泊が可能とのこと。
付近一帯は、シャクナゲの大群生地。
太平洋側の展望も良く、小屋の前には清水が湧いていて、ベンチやテーブルなども完備されて絶好の休憩地となっています。

山頂手前の日枝神社
山神様を祀っているようです。
ここには大きな鳥居がありました。
風除けなのでしょう、石垣で囲まれていました。

五葉山山頂 (1341メートル)
驚くほど広々とした山頂でした。
風が強くて寒いのでランチ・タイムどころではなかったです。
オーバー・ズボンとダウン・ジャケット、ニット帽を持って来て正解でした。
五葉山一帯は、ヒノキやアスナロ、コメツガの原生林やシャクナゲ、キタゴヨウなどの群落があり、ニホンジカやカモシカ、ニホンザル、クマなどが生息する県立自然公園になっています。

山頂付近から望む
三陸のリアス式海岸が間近に見える。 素晴らしい!
山頂の西側は、雲が多くて残念ながら早池峰山や薬師岳などは見えませんでした。

山頂から北側に進むと現れる 「日ノ出岩」
まさに巨岩・奇岩です。
三峰山状の巨岩・奇岩と呼ばれていて、信仰の対象になっていたようです。
すごく神々しい感じがして、思わず手を合わせてしまいました。
五葉山山頂には、標1341メートルの一等三角点がありますが、ここ 「日ノ出岩」 の方が標高1351メートルとなっていて、10メートルほど高くなってます。
今年の登山・トレッキングのラストになります。
風が強く寒かったのですが、天候もまずまずで、最高のトレッキングができました。 良かったです。
五葉山は、大船渡市、釜石市にまたがる北上高地南部の山です。
ヒノキやケヤキなどの森林資源が豊富な山だったため、藩政時代には伊達藩直轄の山となり 「御用山」 と呼ばれていました。
また、五葉山神社を中心とした、五葉権現講の山岳宗教の霊山として信仰を集めていたそうです。
赤坂峠登山口 (9:30発) → 畳石 → 山王神社 → 石楠花 (しゃくなげ) 山荘 → 五葉山神社 → 五葉山山頂 → 日ノ出岩 (11:50着) 日ノ出岩 (12:15発) → 往復 → 赤坂峠 (14:15着) 約4時間45分のトレッキングでした。(休憩含む)

Photo by Kirishima
大船渡市と釜石市の境にある赤坂峠の登山口
山岳信仰の霊山だけあって登山口にも大きな鳥居。
わたくしが行った頃には、すでに15台くらいの車が駐車していました。
投稿者: 霧島




四合目の 「畳岩」
この辺りは広々としていてベンチなどもあり絶好の休憩所になっています。
なんと、この 「畳岩」 は、オウム真理教の悪名高い麻原彰晃 (松本智津夫) が空中浮遊を完成させたという、いわく付きの岩なのです。 いやー、驚きました。
『麻原が1985年岩手県釜石市に 「ヒヒイロカネ」 を求め,旅行し信者を連れて五葉山の畳石で例の空中浮遊を行なった,と書いてあるのを見て購入.ヒヒイロカネというのは伝説の金属です.純粋な状態では柔らかく,合金ではプラチナより硬いといわれているのだそうです.釜石市甲子川では餅鉄という磁鉄鉱の塊が古くから産出され,古代からこの磁鉄鉱が鉄器作りに用いられたといわれています。』
→ 「高山文彦:麻原彰晃の誕生」(花崗岩のつぶやき 2006/03/06)

また、鳥居。
五葉山は、ほんと鳥居が多いですね。 鳥居のオンパレード状態でした。(笑)
五葉山の登山道は、完璧に整備されていて初心者でもファミリーでも安心して難なく登ることができます。
しかも、汗を絞られるような急斜面や激しいアップ・ダウンもなくハイキング気分を堪能できます。

七合目付近の山王神社
巨岩の下に小さな祠。
巨岩信仰・崇拝の名残りでしょうか?
ここの下にも、姥石神社という小さな祠と鳥居がありました。

山頂手前、九合目の石楠花 (しゃくなげ) 山荘
避難小屋になっていて、50人程度の宿泊が可能とのこと。
付近一帯は、シャクナゲの大群生地。
太平洋側の展望も良く、小屋の前には清水が湧いていて、ベンチやテーブルなども完備されて絶好の休憩地となっています。

山頂手前の日枝神社
山神様を祀っているようです。
ここには大きな鳥居がありました。
風除けなのでしょう、石垣で囲まれていました。

五葉山山頂 (1341メートル)
驚くほど広々とした山頂でした。
風が強くて寒いのでランチ・タイムどころではなかったです。
オーバー・ズボンとダウン・ジャケット、ニット帽を持って来て正解でした。
五葉山一帯は、ヒノキやアスナロ、コメツガの原生林やシャクナゲ、キタゴヨウなどの群落があり、ニホンジカやカモシカ、ニホンザル、クマなどが生息する県立自然公園になっています。

山頂付近から望む
三陸のリアス式海岸が間近に見える。 素晴らしい!
山頂の西側は、雲が多くて残念ながら早池峰山や薬師岳などは見えませんでした。

山頂から北側に進むと現れる 「日ノ出岩」
まさに巨岩・奇岩です。
三峰山状の巨岩・奇岩と呼ばれていて、信仰の対象になっていたようです。
すごく神々しい感じがして、思わず手を合わせてしまいました。
五葉山山頂には、標1341メートルの一等三角点がありますが、ここ 「日ノ出岩」 の方が標高1351メートルとなっていて、10メートルほど高くなってます。
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