ビルの谷間に 入道雲 (短歌)
ビルの谷間に 入道雲
庵祖兄
先日、熱い最中に自転車で買い物に出かけた。
気温35度をゆうに超える暑さと蒸せる様な湿気は、残暑の大阪の下町をママチャリで疾走する僕には、かなり、堪えた。
商店街の肉屋さんと、食品スーパーと業務スーパーのハシゴである。
家の冷凍庫の空き容量と冷蔵庫のストック状態を確かめて、保冷バッグを荷台にくくりつけて、買い出しに、いざ、出発。
早く行かないと、冷凍食品の半額の半額に間に合わないのである。 数量限定の売り切り御免、夕方になるとオバチャン・パワーに負けてしまう。。。。
3軒廻って、西の空を見上げると、ビルの谷間に入道雲が湧きたつように膨らんでいる。
子供の頃に、海で見た入道雲と同じだ。 あの時は、あっという間に土砂降りの雨になった。
生暖かい風が海の方から吹いてきた。 ヤバい、ベランダに干したままの洗濯物が気になる。 早く帰らねば。
しっかし、暑さにやられて熱中症気味になっている身体は、自転車のペダルを漕ぐ力も残っていない、、、
そしたら、しばらく聴いていなかった蝉の声が、聞こえてきた。 大合唱だ。
夏の終わりを告げる蝉たちの最後の声。 熱い夏の間は、只々、うるさいだけだった声が、僕を応援してくれているかのように思えてきた。
ペダルを踏ん張って走り出すと、Tシャツの背中が灼ける様に暑い熱い、痛い。
まるで、背中を押されるような気がする ・・・
投稿者: Anthony



辺りが暗くなってきて、ポツンと顔に雨粒が濡れたと思った瞬間、強烈なシャワーを浴びるような豪雨。
ゲリラ豪雨とは、よく言ったものだけれど、本当に隠れていたゲリラにやられた様な感覚だ。(苦笑)
一瞬のうちにずぶ濡れになり、雨のせいで前が見えない。 自転車から降りて、立ち尽くす他ない状態。
パンツまでグシャグシャ、ボトボト、に濡れて気持ち悪い。
家の洗濯ものも、ずぶ濡れになってるだろうから、もう一度洗いなおすしかないかなと思った瞬間、目の前が急に明るくなった。
えっ? 雨が降っていない! 後ろを振り向くと、降っている。。 初めて経験する、雨と晴れとの境界線?
と、思ったら、また、雨の中。 えっ? あっ? えっ! 雨に追いかけられている??(笑)
とにかく、帰宅しなければ、、、
結果としては、我が家周辺には雨の1滴も降らなかった。 洗濯ものも濡れずに、助かりました。
ずぶ濡れになった僕の姿を見た近所の人に 「池か川にでも、はまったん?」 と、心配されただけでした。
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