映画 『エルヴィス』

Photo by Kirishima 撮影場所: 宮城県 富谷市 109シネマズ富谷
先日、 109シネマズ富谷で 『トップガン マーベリック』 の次に、連続で観てきました。
「キング・オブ・ロック」 ことエルヴィス・プレスリーの人生を、貧しく複雑な生い立ちから42歳の早すぎる死までを様々エピソードを交えながら丁寧に描いています。
エルヴィスの圧倒的な歌声と圧巻のライブパフォーマンスの数々。
その陰に、こんなに哀しくも切ない人生があったとは ・・・! バズ・ラーマン監督のエモーショナルな感性が伝わってきます。
映画 『ボヘミアン・ラプソディー』 ほどではないですが、見応え充分、感動満載の映画。 「もう一回観てもいいなー」 と思いました。 かなりお勧めです。
エルヴィスを演じたオースティン・バトラーの演技は、素晴らしいの一言。
エルヴィスの悪徳マネージャー、パーカー大佐を演じたトム・ハンクスも 「この野郎!!」 と言いたくなるほどの怪演ぶり。(笑)
主演男優賞、助演男優賞は、この二人で決まりでしょう!
投稿者: 霧島



映画 『エルヴィス』 US版予告 (YouTube 動画)
メンフィスの貧しい黒人労働者が多く住む集合住宅で育ったエルヴィス。
当時は人種差別、黒人差別が当たり前の時代。
そんな時代にもかかわらず、黒人に全く偏見を持たない母親の影響でゴスペル、ブルース、リズム&ブルースの黒人音楽を聴いて育ったエルヴィス。
本当に素晴らしい母親だと思いました。 エルヴィスのパフォーマンス、音楽的ルーツが良く分かります。
さらに、白人からの容赦ない批判の中、B・Bキングやビック・ママ・ソートンらとの交流も描かれています。
非常に興味深く面白かったです。
ちなみに、ビック・ママ・ソートンは、黒人のブルース歌手で、エルヴィスがカバーして大ヒットした 『ハウンド・ドック』 の原曲を歌っていました。
→ 映画 『エルヴィス』 公式サイト
Elvis Presley - That's All Right ('68 Comeback Special) (YouTube 動画)
『ザッツ・オールライト・ママ』
エルヴィスが最初にレコーディングしてリリースしたブルースのカバー曲。
映画の中でも効果的に使われていました。
エルヴィス・プレスリーElvis Presley/サスピシャス・マインドSuspicious Minds (1969年) (YouTube 動画)
『サスピシャス・マインド』
エルヴィスの5年に及ぶ低迷期の後に見事に復活して、なん年ぶりの全米ナンバーワンを記録した名曲です。
映画では、ラストの圧巻のライブ・パフォーマンスでも歌われた曲。
まるで映画 『ボヘミアン・ラプソディー』 のラストを観ているようでした。
いやー、良かったです。 感動しました。 皆さんも聴いて下さい。
BIG MAMA THORNTON - HOUND DOG - WITH BUDDY GUY (YouTube 動画)
ブルース歌手ビック・ママ・ソートンの 『ハウンド・ドック』
エルヴィスのはもちろん最高ですが、 "ビック・ママ" の 『ハウンド・ドック』 の方がブルース的な良さがありますね。
あと、ジミ・ヘンドリックスのブルース調のカバーとジョン・レノンのカバーも有名です。
皆さんも聴いて下さい。
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