寒の戻り (短歌)

”寒さに震えるロン毛 編集長” Photo by Kyonkyon 撮影場所:大阪市 西成区 某所
雛月の 寒の戻りは 熱燗で
迎えた友も 吐く息白く
庵祖兄
3月に入って 「春」 を実感できる日々が続きましたが、先日は寒の戻りで肌寒いを通り越して、底冷えのするような日がありました。
わりと近くには住んでいるのだけれど、仕事が忙しくてなかなか会えない幼馴染が、仕事帰りに我が家を訪ねてくれた。
こんな寒い夜には熱燗だ! ということで、普段はあまり燗で飲むことが無い日本酒だけれど、(僕は冷酒のほうが好きなもんで)銚子を温めている鍋の湯気を眺めながら、子供の頃に遊んだ冬の公園や神社を思い浮かべていた。
すると、玄関から声がして、白い息を吐きながら旧友が赤い頬っぺたをしていた。 顔つきはオッサンになってしまったけれど、赤い頬は昔のままだ。
「もう、どこかで飲んできたんか? その顔は?」 と、彼が嫌がる、気にしている頬のことをふざけて呟いてみた。
すると、痛風が酷くて、酒をやめたとのことで、燗酒は僕が飲むことにして、彼には熱いお茶を薦めた。
しばらくぶりの再開に昔話の花が咲いたけれど、僕の周囲で禁煙をした者は多いけれど、禁酒した者は誰一人もいないなぁ~ という話しになった。
彼は僕と同様に痛風発作を何度も起こしている人間で、僕が服用している痛風治療薬(フェブリク)を僕の倍量使っている。 にもかかわらず、年に何度も発作を起こしている。
原因は 「甘いもの」 だそうだ。 お菓子が、やめられない、とまらない、そうだ。 確かに、体内のエネルギー変換のカスである尿酸が、痛風の原因だし。
ああ、恐ろしい 「甘味の魔力」 からは、完全禁酒を成し遂げた者でさえも、逆らえないとは!
そして、彼の帰り際に、彼の口から出た言葉。
「コロナにかかっていたかも知れない。高熱が出ていたけれど、検査はしていないから、結局はわからないけれど」
えっ? それは、たいへんだったなぁ。 と、、、 そしたら、、、
「12錠 2980円で通販で買った イベルメクチン を計2錠飲んだら2日で治った」 そうである。
2錠分といえば、496円である。 たったそれだけで回復できたなら、安いもんだ。
ということで、春らしい話でした。(どこが、だ)
投稿者: Anthony
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