鳴らない風鈴 (短歌)

Photo by Anthony 撮影場所:大阪市 西成区 某所
鳴らぬなら 鳴らせてやろう 風鈴を
団扇で扇ぐ 無風の真昼
庵祖兄
お盆の頃から長雨が続き、このまま夏が終わってしまうのかと杞憂の毎日でしたが、やっと晴天の陽が続き、気温も上昇。
夏が戻ってきた! !
戻り梅雨に続き、戻り盛夏だ。
うちわの子犬も 「みんなぁ~! 夏が来たよぉ~! イェーイっ♪」 と喜んでいる。(笑)
が、しっかし、エアコンも使わずに 「暑さを漫喫している」 身では、あるけれど、まるっきり無風の気温34度というのは、たまりませんわ。
廊下に吊るしている風鈴がウンともスンとも鳴らない。 チリーン♪という冴えた音色を聞くだけで、体感音頭が2度は下がるのだけれど、、、
なら、うちわで扇いで鳴らしてやろう! と、いう8月最後の昼下がりでした。
投稿者: Anthony



この廊下に吊るしている南部鉄の風鈴は、33年前に引っ越して来て初めての夏祭りの露店で元妻と一緒に買った物。
台風で吹き飛ばされて落下した時の多少の傷とサビはあるけれど、涼しげな音色は買った時と同じ。
後から買ったガラス製の江戸風鈴は、ヒビが入って割れてしまったけれど、南部から来たオジサンから買った鉄風鈴は何も変わらない。
マンションの住人からも、この風鈴の音色は好評で、梅雨が明けて風鈴を出し忘れていると、「今年は風鈴の音色を聞かせてくれないの?」 と言われるくらい。
しっかし、中国人、韓国・朝鮮人からは大不評で、、、 「チンチン鳴って、うるさいっ!」 とい怒鳴られた夜に、引きち切られた。(怒)
深夜3時にK-POPを大音量で聞いて歌っている奴らに、そんなことを言われる筋合いは無いのだが。
TVの実証系の番組で、風鈴の音色は日本人には涼し気に聞こえて、実際に体温が0.5~1度程度下がるけれど、白人や黒人では逆に体温が1度程上昇していた。
また、コオロギや鈴虫の音色も日本人を含み東洋人以外には聞こえないらしい。
人種や生活・文化が違うと、耳に聞こえる音が違ったり、身体に変調があったりして、不思議なものだ。
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