現金665円を盗んださい銭泥棒を逮捕…3週間張り込んだ捜査員の執念

埼玉県内の神社に現れたさい銭泥棒の男を逮捕


夜の10時過ぎ、埼玉県内の神社に現れた黒ずくめの男が手にしたのは、あろうことか柱にかけられたさい銭箱。さい銭泥棒の瞬間

実は男を逮捕するため、捜査員が3人隠れている。

まさに男が立ち去ろうとしたその時、黒いシートのようなものから飛び出したのは3人の捜査員。

先頭にいた捜査員は勢い余って転んだ。男は思いがけない奇襲作戦に立ち尽くし、目の前で転ぶ捜査員の姿を目で追うばかり。

すぐに立ち上がった捜査員は男を確保。そのとき捜査員の口から思わず…

捜査員:
倒れちゃったよ。

男:
警察ですか?

捜査員:
そうだよ!

カメラも男のもとへと走る。

捜査員:
もう全部言ってよ。わかっているからちゃんと言って。

捜査員に囲まれ観念したのか男は帽子を脱いだ。窃盗の疑いで現行犯逮捕されたのは、平沼功昇容疑者30歳。

捜査員は盗んださい銭の額を確認する。

捜査員:
100円玉が5枚ね。

盗まれたのは100円玉5枚50円玉2枚など、合わせて現金665円。



迷彩服を着て犯人を待ち続けていた
現場で取り調べが進む中、気になるのは捜査員に混じる緑のモジャモジャを着た人。

実は捜査員の一人。着ているのは、ハンターなどが森の中で隠れるために使用する迷彩服の一種。

河村忠徳記者:
迷彩服を着ていた捜査員は落ち葉の上に寝転びながら、犯人の男が来るのを待ち続けていました。

逮捕の瞬間、迷彩服を着た捜査員が左側から飛び出している。

この迷彩服は今回の逮捕に向け、先輩捜査員の私物を借りたものだという。

逮捕時、神社周辺には捜査員が10人以上隠れており、張り込みは4時間に及んだ。

石垣の横でシートをかぶり4時間。

落ち葉の上に寝転びながら4時間。

じっと容疑者が現れるのを待った捜査員たち。
まさに執念の逮捕だった。



張り込みは3週間にわたった
被害にあった神社の神主によると張り込みはこの日だけでなく、3週間にわたっていたと話している。

入間愛宕神社・禰宜 守屋俊久さん:
毎晩のようにここで張っていらっしゃって、スポーツウェアの黒っぽいパーカーやデイバッグとかスポーティーな格好でなかなか警察官とは思わないです。

捜査員だと気づかれぬよう変装していたという。

入間愛宕神社・禰宜 守屋俊久さん:
若い人が何か騒いでいるなって思ったぐらいです。私も勘違いして、下で張り込みされている時に不審者だと思って、2回ほど声をかけたことがあります。それほどわからないような風体でした。

おさい銭665円を盗んだ疑いで逮捕された平沼容疑者。埼玉県警は別の窃盗事件でも容疑が固まったとして、11月9日に再逮捕した。

入間愛宕神社・禰宜 守屋俊久さん:
中身が数百円ということは知ってますから、そのためにこれだけやっていただけるのはありがたいなと。

張り込みを行った捜査員は犯人逮捕への思いについて「警察官として金額の大きい小さいは関係なく、県民・市民が不安に思うような犯罪を今回のようにしっかりと取り締まっていきたい」と話した。

年末年始シーズンを控える中でさい銭泥棒の逮捕が相次いでいる。二度と同じ過ちを繰り返さないよう容疑者には猛省を促したい。

(「イット!」11月10日放送より)

YAHOO!JAPAN ニュース  FNNプライムオンライン 11/10(火) 20:18配信

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