子供の頃の冬は寒かった記憶が ・・・
幼き頃の 冬を感じる
庵祖兄
10月末でも昼間の気温が20度を切らない大阪で暮らしていても、朝はかなり寒くなってきました。
って、いっても最低気温は10度以上はあるんですが、、、(笑)
しっかし、起床後すぐに顔洗う時に感じる水の冷たさで、日増しに秋を感じます。
地球温暖化なんか嘘だ! と、思っている僕でさえも昨今の夏の暑さと冬の暖かさは感じています。
子供の頃(今から40年、50年前)の冬の朝って、学校に行きたくないような寒さだったし、石油ストーブを点火させるのにマッチをする時(昔の石油ストーブは、電池で点火させるってもんじゃなかった)の手は、家の中なのに寒さでかじかんでいた。
そんな寒い朝に限って灯油切れだったりするから、家の外の物置まで行って灯油缶を持ってきて、シュポシュポっとポンプで急いで燃料補給。
で、そのポンプをその辺に置いたままにしといたのを忘れていて、その後に母がそのポンプで一斗缶に入った醤油を一升瓶に移し替えてしまって、灯油臭い醤油に、、、
ってことが、毎年あって、毎年怒られた。
せっかく点火した石油ストーブからは、離れ難く、、、 ストーブを持ったまま登校したくなる。 ってところで、同級生がやってきて、冷たい手を僕の顔にっていう毎朝だった。
朝の水を冷たく感じる度に、そんな子供の頃の冬の寒さを思い出す。
やっとの思いで布団から抜け出して、寝ぼけながら洗面所に向かい歯磨きの順番を待つ。
我が家は下宿屋を営んでいて、朝は出勤や通学が早い下宿人優先でトイレや洗面所を使う。
歯ブラシをくわえたまま寝ぼけている僕の顔も、冷たい水で一瞬で目が覚める。
顔が冷たくて痛い!
昨夜使っていた湯たんぽに入れていたお湯を使ってヒゲを剃っていた兄が、そのお湯の残り半分を僕に使わせてくれた。
顔と手が、心もホカホカだ。
そんな兄も昨年の春に亡くなった。
便利さや豊かさと引き換えに、失ってしまったものが多いような気がする。
そう思えて仕方ない。
投稿者: Anthony
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