一切経山 ~ 東吾妻山 ~ 吾妻小富士 (福島県 福島市)
風が強くて寒くガスの多い天候でしてが、時々晴れ間も現れて、まずまずのトレッキングができました。
良かったです。
この日も、多くの登山者が訪れていました。
登山口が標高1622メートルと高いので、飯豊連峰や朝日連峰などのような延々と続くタフな急斜面の登りがほとんどなく、高齢登山者に人気の山域になってます。
浄土平(7:30発) → 一切経山 → 鎌沼 → 東吾妻山 → 浄土平 → 吾妻小富士 → 浄土平(14:00着) 約6時間30分のトレッキングでした。(休憩含む)

Photo by Kirishima
吾妻小富士から俯瞰する磐梯吾妻スカイライン最高点の 「浄土平」。
標高は1622メートルもあります。
正面の山は、今登ってきたばかりの一切経山 (1950メートル)、今なお火山性ガスを上げ続ける活火山です。
スカイライン周辺の紅葉は、ちょうど見ごろでした。 浄土平は、平日だというのに多くの観光客であふれていました。
帰りに高湯温泉の共同浴場 「あったかの湯」 に寄って紅葉を見ながらのんびりとしたかったのですが、なんと、広い駐車場は満車状態でした。
楽しみにしていた温泉でしたが、あきらめました。 残念でした。 やれやれ!
投稿者: 霧島




一切経山 (1950メートル) 山頂。
見ての通り濃いガスに覆われて眺望は全くダメでした。
タイミングが最悪でした。
広い山頂一帯は、荒涼とした大地が広がっている。 緑がない。 どこにもない。
山岳信仰的な奇妙な山名ですが、前九年の役のヒーロー安倍貞任が仏教教典の一切経を山に埋めたとか、弘法大師空海が山頂に一切経を埋めたなどの言い伝えがあるようです。

一切経山と酸ヶ平湿原を望む。
なんと、下山してきたらガスがとれてきました。
タイミングが悪すぎです。 やれやれ!
秋色に染まる湿原と池塘、黄金色の草モミジ。 秋から冬へのストーリー、樹林帯の緑とのコントラストがいい。

ガスに覆われている鎌沼。
鎌沼は広い火口原湖。
沼の東側に沿って続いている木道を進み、東吾妻山へと向かう。

東吾妻山 (1975メートル) 山頂。
到着時はこんな感じでしたが、急速にガスがとれてきて晴れ間が広がってきました。
ラッキーでした。
山頂へは、鎌沼から樹林帯の中を約40分ほど登る。 山頂は、展望がすこぶる良い。
会津の秀峰 磐梯山は、雲がかかっていて見ることができませんでしたが、南西側の裏磐梯や北東側の展望は最高でした。

東吾妻山 (1975メートル) 山頂から裏磐梯方面を望む。
左から桧原湖、小野川湖、秋元湖。

東吾妻山山頂より北東方面を望む。
ガスがとれてきて、今登って来たばかりの一切経山と鎌沼が見えてきた。
素晴らしい景観です。

下山後、紅葉の進む姥ヶ原の木道をひたすら進む。
浄土平、吾妻小富士へと向かう。

これから登る吾妻小富士が、まじかに迫ってきました。
山肌の紅葉が美しい!!

磐梯吾妻スカイラインから望む。
吾妻小富士の北側はこんな感じになっている。

山頂付近から火口跡を俯瞰する。
深く切れ落ちていて高度感が凄い!
迫力満点です。

吾妻小富士山頂を望む。
浄土平から火口丘を1周すると1時間弱なので、誰でも手ぶらで気軽に登ることができます。

火口丘より今登ってきたばかりの東吾妻山を望む。
なだらかな山容で、とても1975メートルの山とは思えません。

福島盆地 (福島市) 方面を望む。
今回、吾妻山のシンボルで容姿の整ったコニーデ型火山の吾妻小富士(1707メートル)に初めて登ってきました。
観光客が手軽に登れる山なのでなんとなく敬遠していました。
でも登ってみて良かったと思いました。
山頂からは、今登ってきたばかりの一切経山や東吾妻山など吾妻連峰の山々や福島盆地の大展望が広がっていました。
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