ネタづまり

このところ 「コンビニ油揚げ」 「皿割れる」 という、何の発展性もない言葉が、常に頭の中をうろついている。


 おかげでいいネタがちっとも浮かばない。
 
 
 わかっているのだ。「コンビニ油揚げ」 をどう料理したところで、つかみにもならないし、オチにもならないということぐらい。

 「コンビニ油揚げ」 ── 実につまらない。つまらないのにネタには詰まる。もうどうしようもないので、この際ここに書いてしまって既出ネタにしてしまおうと思う。

 せめて、これが 「ゾンビに油揚げ」 だったなら、面白いかどうかは別として何とかストーリーは組み立てられるのだが。
 
 例えばこんな感じで。


 サークル仲間とオートキャンプ。夕食はバーベキューだ。仲間たちは焼き上がった肉をパクパクとうまそうに食べているが、あいにく俺は肉が大の苦手だ。肉を焼く網の片隅で、地元特産の特大の油揚をこんがりと焼く。焼き上がった油揚げを自前の瀬戸焼の皿に置き、大根おろしと刻んだネギをたっぷりと乗っけて、さあ、食べようとしたその時!

「ウワアアア!」
 
 突如として悲鳴が起こった。── 何だ? 何があった? あっ、何だ、あのゾンビのような…… いや、ゾンビそのものじゃないか。
 ミイラのような姿のおぞましい化け物が不気味なステップでこっちにやってくる。意外に速い。そういや、この辺り、土葬の風習が残ってたな。
 げっ、俺の方に向かってくる。それも一直線だ。

「うわっ!」
 
 間一髪でゾンビの体当たりをかわす。だが、ゾンビの伸ばした手が僅かに油揚げの乗った皿をかすめていった。
 ガシャーン! 瀬戸焼の皿が弾き飛ばされ、地面に叩きつけられて粉々になる。そしてゾンビは、なぜか俺の油揚げを拾い上げ、いずこかへ去っていったのだった。
 
 これぞまさしく、「ゾンビに油揚げ。皿割れる」。
 
 あーあ、油揚げはともかく、皿は勿体なかったな。あの 瀬戸物、徳利とお猪口と皿の セットもの だったのに……。



 やはりゾンビに油揚げも、大したネタにはなりえなかったようだ。どこかに 「『ゾンビに危なげ』 なく対処」 という言葉も入れたかったが、無理だった。
  
 さて、書くことは書いたので、これで今日からは心機一転して、新しいネタを考えることができるはず。

 いかん。 「紺ビニール傘」 などという箸にも棒にもかからない言葉が浮かんでしまった。
 
 もう、「コンビニ」 から離れたい……










投稿者:クロノイチ

[編集長-ひとりごと]

 僕の場合、創作といってもクロノイチさんの小説と違って短歌・俳句なので、「見たもの」 「感じたこと」 を書くので、「」何の発展性もない言葉が、常に頭の中をうろついている」 状態には陥ることは少ない。

 ただ、コピー・ライター時代の 「表現こねくり回し発想」 的なものが身についているせいか、わけのわからん五七調にしたり、どうしても急に 「語尾に○○イズム」 とか 「○○ゾーン」 とかつけたくなってきます。(笑)



「昼下がり ドふんばリズム♪ う~ん ううん したたる汗が きしむ便座に」 庵祖兄

 → 「ドふんばリズム♪ (短歌)」(Anthony's CAFE 2015/08/22)


 自分ながら、バカですね~~。

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5 Comments

J.D.A

つまり、

クロノイチさんの小説の「ネタづまり」に対して、編集長は便秘で「糞づまり」なわけですね。

  • 2019/10/19 (Sat) 00:05
さえき奎

腹が少し捩れました

しかし肉が嫌いで油揚食ってるなんて
そんな光景をみたら
ボンビーに油揚笑われる

  • 2019/10/19 (Sat) 15:12
  • EDIT
クロノイチ

それはそうと

トンビは油揚を食べるのであろうか。
エサを取ろうとして徒労に終わったのではないか。
と、ふと思った。
豆腐を揚げながら。

  • 2019/10/19 (Sat) 23:14
Anthony

クロノイチ さん、

僕は揚げ豆腐が好物で、ネギと生姜おろしをたっぷりとブッかけて食べます。

 で、「トンビは油揚を食べるのであろうか。」ですが、湘南海岸や京都の嵐山や鴨川で観光客が持っていた稲荷ずしをトンビに奪われたという事件が発生しております。

 かくいう僕も、琵琶湖岸でキャンプ中にコンビニで買ってきた稲荷ずしをトンビに奪われました。

  • 2019/10/21 (Mon) 14:51
クロノイチ

それはそうと

「コンビニ」と「トンビに」はうまく掛かっていますね。

  • 2019/10/22 (Tue) 00:33