ダジャレ講座
「電話に出んわ」
このダジャレをポンと出されて、クスリとでも笑う人は百万人に一人いるかいないかだろう。
僕はダジャレが好きだが、ただ語呂を合わせるだけの面白みのないダジャレを人前で得意気に披露することは決してない。
言えば言うほど冷めた視線を浴びるだけだからである。
だが、つまらないダジャレでもシチュエーションさえ考えれば、ウケを取ることは充分可能である。
以下にその例を示そう。
トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル。
男がスマートフォンを耳に当て、呼び出し音を聞いている。
既に十回。苛立たしげな表情で中空を睨み付けていた。
トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル。
呼び出し音が鳴り続ける。さらに十回。一向に相手が出る気配はない。
男は遂に諦め、電話を切った。ホーム画面に戻ったスマートフォンを忌ま忌ましそうに見つめながら、男がこう呟く。
「……………………………出んわ……」
ああ、そうですか。面白くなかったですか。
がんばって書いTELのに……。
── いやあ、すぐキレてしまってすみません。電話だけに……
それでンわ、またお会いしましょう。
投稿者:クロノイチ
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このダジャレをポンと出されて、クスリとでも笑う人は百万人に一人いるかいないかだろう。
僕はダジャレが好きだが、ただ語呂を合わせるだけの面白みのないダジャレを人前で得意気に披露することは決してない。
言えば言うほど冷めた視線を浴びるだけだからである。
だが、つまらないダジャレでもシチュエーションさえ考えれば、ウケを取ることは充分可能である。
以下にその例を示そう。
トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル。
男がスマートフォンを耳に当て、呼び出し音を聞いている。
既に十回。苛立たしげな表情で中空を睨み付けていた。
トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル。
呼び出し音が鳴り続ける。さらに十回。一向に相手が出る気配はない。
男は遂に諦め、電話を切った。ホーム画面に戻ったスマートフォンを忌ま忌ましそうに見つめながら、男がこう呟く。
「……………………………出んわ……」
ああ、そうですか。面白くなかったですか。
がんばって書いTELのに……。
── いやあ、すぐキレてしまってすみません。電話だけに……
それでンわ、またお会いしましょう。
投稿者:クロノイチ
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