戦士の魂 (詩)

"吉村寅太郎 遺詠碑" Photo by Nao 撮影場所:奈良県 東吉野村
何かを守り
誰かを助ける
それだけの事に
我の命を捧げる
朴訥で純粋で
戦い抜いた男の魂
ここに眠る
投稿者:Nao
(初出:2007/10/09)
[編集長-ひとこと]
この画像の遺詠碑は、明治維新の5年前に 尊皇攘夷派浪士の一団が起こした幕府に対する尊攘派の初めての武力蜂起 (天誅組の変) の中心人物 吉村虎太郎 (土佐藩脱藩 天誅組総裁)の自生の句 「吉野山 風に乱るる もみじ葉は 我が打つ太刀の 血煙と見よ」 を刻んだもの。
明治10年に名誉回復になるまで幕府側はもとより朝廷・政府にも逆賊とされていた吉村虎太郎の無念さに、「天皇陛下の為に死ねるのなら、僕は死んでもいい」 と日頃、口癖のように何度も言っていたNaoさんは、この碑を撮影したとき、涙を流したそうだ。
奈良県東吉野村は天誅組が幕府軍の討伐を受けて壊滅した終焉の地で、村内至る所に歌碑や墓所があり、そこを何十回も訪ずれていたNaoさんの右翼思想はさらに進んでいった。
僕も何十回とこの地を訪れ古民家再生(別荘にするつもりで)を続けていたけれど、村内で酒と温泉三昧だった。
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