月 (詩)

月は哀しからずや ふいに出る月

夕暮れまだ空白く 赤き陽焼け落ちぬうち
  
人知られず昇る月 寂しからずや


星の供なく雲にも遮られず
  
無頓着にほうっておかれてたった一人
  
東から西へ 否 西から東だったか
  
つい…と 寡黙に流る 寂しからずや

  
生きる物寝静まり闇の中
  
音無の灯 哀しからずや

やがて黎明から暁至り
  
別れも告げず速やかに居ぬ 侘びしからずや

炉端のコオロギ 月 哀しからずや




*月が見られてホクホクの毎日です(笑)。












投稿者:縞猫

(初出:2008/07/14)

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