司馬遼太郎 (短歌)

文学の 片鱗も無し 我が書斎

司馬遼太郎 だけが居座りし


二日酔い 本棚見れば 鯨海

酔侯の睨み ことに効く


情けなし 朝の目覚めの ぼけまなこ

新聞読めど 覚めもせず


又今日も 酔いの夜待つ 昼日中

只冗漫の 日溜まり眺む


意を決し 周りを整理 精出して

パソコン掃除 事足る気持ち


窓開けて 気分一新 眺めれば

他人はすでに 働きおる


我がすべは 何かと問えば 何も無し

只喰らう飲む 後は寝るのみ


青春の 気概遠くに 放り投げ

老いに任せ 惚けゆくままに


楽しきは 明日の恋の 末路見る

幽体離脱 の我が風体












投稿者: 光太郎

(初出:2005/06/24)

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コメント 1

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Anthony
2015/06/05 (Fri) 23:59

旧ブログでの初回掲載時には、こんなコメントをいただいておりました。

Anthony 2005/6/25 5:33

 最後の歌「幽体離脱の我が風体」つー事は、心ここにあらずって事ですね!


愚憂恥 2005/6/25 20:28

 サラリーマンの立場から、、、ググッときてます。

 的が笑みを、涙を、、、泣き笑い。

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