世界を支配するもの

世界は大腸菌の繁栄のためにある、という仮説。


 地球で最も繁栄している動物は言うまでもなく人類である。

 
 ただしそこには、地上のあらゆる動物の進化を裏で操る大腸菌が大いに絡んでいる。

 大腸菌は、宿主である動物が自然界のあらゆる脅威から守られ、自分たちが安全で安定した環境の中で増殖できることを欲した。

 その願いによって進化したのが人類である。


 高度に発達した文明を有する人類は、滅多なことでは死なず、増殖に必要な栄養も欠かさず提供してくれ、寒すぎず暑すぎずの体内環境を維持してくれた。

 また、交通機関を用いた人類の移動能力は極めて高く、居住地域も広範囲であるため、必然的に大腸菌は地球のあらゆる場所に勢力を拡大することができたのである。

 時に人類は、衛生のためと称し、消毒液などを用いて大腸菌を殺そうとすることもあるが、それとても実際は大腸菌の進化を促すために敢えてやっていることだ。

 近いうちにあらゆる薬剤が効かず、どんな過酷な自然環境にも耐えうる新種の大腸菌が生まれることだろう。
 


 世界を支配するもの ── それは大腸菌である。











投稿者:クロノイチ

[編集長-ひとりごと]

人類の細胞内のミトコンドリアに寄生する遺伝子が、宿主である人類に反乱を起こすっていう 内容の作品 『パラサイト・イヴ』 の小説、映画を見たことがあるけれど、

 今、それをふと思い出しました。

 助演女優(イヴ役)の 葉月里緒奈 の強烈なアゴの輪郭も思い出しました。(笑)

関連記事

にほんブログ村 その他趣味ブログ 多趣味へ FC2ブログランキング  
学問・文化・芸術 その他へ ← クリック投票に協力を! 編集部・執筆陣のやる気がUPします!

コメント 0

There are no comments yet.
Menu:07 -人声人語-