パンジー (詩)

Photo by Asagimadara
黙って見ていると
何かに似ている
しばらく考えこんだけど
よくわからなくて
春風がさやさやと通りすぎた
知人の犬に似てる
そう思いついたら
無性に笑えて
白や黄色や
紫のすみれが愛しくなった
毎朝 見つめるのが楽しくなり
垂れ目がちのその横顔に
春が来たのだと
嬉しさにこころ踊る
投稿者: 浅葱斑
(初出:2013/05/05)
- 関連記事
-
-
千人は入れる仙人風呂 (短歌) 2015/05/11
-
母の日 (詩) 2015/05/10
-
パンジー (詩) 2015/05/09
-
小さな営み (詩) 2015/05/08
-
青原 (俳句) 2015/05/07
-


