すみれ (詩)

すみれ
Photo by Asagimadara



野に咲くすみれの優しいことよ

気がつかなかったなら

足で踏んでしまいそうで


しゃがみ込んだなら

すみれは空を見上げていた


朝露をたたえて

今朝がたにはまんえんの笑みを讃えて

狭い場所から歌っている


聞こえないけど

微かに笑っているような

そんな歌声


こよりのように小さな蕾

うつむいた姿が佛のよう


他にどんな草木があるのかと

視野を下げて考えこむ

藁を開けてなにかを探す


つんつんとした芽を見つけると

春だ春だと踊り出すこころ


小鳥の足跡が矢印になってる











投稿者: 浅葱斑

(初出:2013/04/21)

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