神社 (詩)

Photo by Asagimadara
車を走らせて 一人行く
だあれも来ない 春塵の道
サイレンが鳴る
一人読んだ文章がちょっと乱れたけど
細長い煙は ずっと流れて
小さい蝋燭は消えてしまったけど
何も見つかるはずもなく
頭上に鳥の声がした
雪どけの 始まったばかりの春
阿吽の狛犬が邪を払った
独りじゃなかった
いったいどれほどの方がおられたのか
土を持ち 松の子を2つ
今朝は雨ふりでも嬉しかった
投稿者: 浅葱斑
(初出:2013/04/07 )
- 関連記事
-
-
山吹の道 (詩) 2015/03/24
-
涙雨 (短歌) 2015/03/23
-
神社 (詩) 2015/03/22
-
『四季の釣り・三重県編』 より”春” (歌詞) 2015/03/21
-
温室の花 (詩) 2015/03/20
-


