まる (詩)
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Photo & stitch by Asagimadara
まるって いいね
尖ったこころは 星の形
時を経て 角がなくなる
切り出されて生まれた小さな石
流されて 傷を負う
転がって 転がって
周りを傷つけ 自ら打たれ大海へ出る
砂粒が敷き詰められた浜に出るころ
剥がれ落ちて 丸くなる
歩いてみると 音がする
まるは 角のない音になる
まるっていいね
重なるようで 重ならず
受ける光は 皆平等で
色濃く出された影は ささやか
ひとつ置いて
ふたつ寄り添い
いくつか並べて
ほっこりしたまるい形に 安心がある
星はそうして まるくなる
わたしもいつかまるくなる
ぶつかっても笑える まるになりたい
投稿者: 浅葱斑
(初出:2013/03/27 )
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