柱 (詩)
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Photo by Asagimadara
1本の微動だにしない柱
竹串のような折れそうな柱
不動なものに変えていく
春の庭に咲いた3段の薔薇
出来上がったわたしの階段
涙と傷ついたものから出来上がった
雨漏りもしない堂
支えるのは 柱
時の流れの中に立ち
風車と太陽に晒され
雪に祈るのは削られていく石段
幾人もの足を止め
振り返って己をみたのか
時がわたしと一緖になるとき
わたしは
わたしのために今を生きる
投稿者: 浅葱斑
(初出:2011/12/11 )
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