秋刀魚 六歌 (短歌)
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脂を落とす 秋刀魚のまなこ
今日もまた 秋刀魚を焼いて ひとり食う
はらわた苦く 舌に残れり
生きんかな いのちの限り 生きんかな
鬼神のごとく 秋刀魚を頬張る
あの頃は 秋刀魚を焼いて 涙する
妻の顔見て 笑いおりしが
サンマ一尾 目の前にして 吾ひとり
秋刀魚の歌を 口ずさみおり
秋刀魚焼き 文学語る女なし
今宵もひとり 秋刀魚を喰らう
投稿者: 英泉
(初出:2005/09/15 )
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