『岳』 石塚 真一 著

 旧友オスカーの率いるエベレスト登山隊とヒマラヤで出会った三歩は、自身の目的であるローツェ単独登攀を目指し、彼らの元を離れた。一方、登山隊は、エベレスト・サウスコルに到着。

 そこから最後の難所・ヒラリーステップを越え、最終アタックを試みる。ボンベの酸素が少なくなりながらも、なんとか全員ヒラリーステップを越え、山頂に辿り着いた登山隊。

 しかし、帰路についた彼らに予想外の事態が…。天候悪化に加え、一方通行の山頂付近で他の登山隊と重なり、交通渋滞により待機を余儀なくされる。残りの酸素はなくなり、天候は悪化の一途。必死に下山を試みるが、氷点下の暴風雪がブリザードとなって彼らを襲う。一人、また一人と隊員たちが倒れていく。

 先頭を行く日本人隊員・小田草介が足を滑らせ、万事休すかと思われた、その時……!!島崎三歩、彼の決死の救助劇がそこから始まったのだった───

 最終巻特典:オリジナル本誌に掲載された最終回のカラーページを、単行本でもカラーページで再現します。

(以上、小学館 ビックコミックス 『岳』 第18巻 内容紹介 より)





『岳』 17巻・18巻の表紙を合わせたもの
『岳』 17巻・18巻の表紙を合わせたもの



登山者たちに愛され続けている山岳漫画 『岳』が、ついに完結しました。


 コミック 最終巻となった18巻が、先日刊行されました。

 累計発行部数・400万部を突破して、なお売れ続けているという大ヒット・コミックであります。


 最終章は、16巻から始まりましたが、いや~長かったです。

 特に、17巻の後半からは、ハラハラ、ドキドキの連続で、読んでいる方が気が気ではありませんでした。

 読んでるだけで体力が消耗してしまいました。(笑)


 賛否両論いろいろあるとは思いますが、時流に迎合して安易にハッピー・エンドにしなかったのは大正解たと思いました。

 でもまあ、最終章は、過酷で、悲惨で、何よりも切ない展開でしたねー。。。






「山と渓谷」 2012年9月号 表紙
「山と渓谷」 2012年9月号 表紙


 その 『岳』 の主人公 島崎三歩が雑誌 「山と渓谷」 の表紙を飾りました。

 
 9月号でした。いや~、これにはびっくりしました。


  「山渓」 も、山岳レスキューという、最近注目され、ときに悲惨で過酷な世界を扱ながらも、山登りの素晴らしさを描き切った 『岳』 に敬意を表しているのですね。

 本誌では、『岳』 の特集も組んでました。












投稿者: 霧島  構成:Anthony




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コメント 2

There are no comments yet.
霧島
2012/11/06 (Tue) 08:04

どうもです。

なんと!!
17巻と18巻は、合わせると一枚の絵になるのが!!ぜんぜん分がんねがっべ!(爆)

小栗旬主演の映画に関してはこっちもみてな!(爆)

http://tf.cocolog-nifty.com/skier/2011/05/---3936.html

Anthony
2012/11/07 (Wed) 00:56

はい、実は18巻で終了させる予定だったみたいで、17巻発売時に続き絵になるように企画したらしいんですよ。

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