くも膜下出血から1年 驚きの速さで回復見せるglobe・KEIKO
<まだまだだけど、少しでも、早く私の歌を、聞いてもらいたい…>
リハビリ生活を続ける歌手・KEIKO(40才)がツイッターでつぶやいたこの言葉は、彼女の大きな“変化”を表していた。
夫の小室哲哉(53才)が、globeの活動再開を明かしたのは、9月24日のこと。当面はマーク・パンサー(42才)との2人だけの活動だが、<globeのともしびを消さぬようKEIKOが元気になるまで活動しようってことになりそうです>と、ツイッターに思いを綴った。
KEIKOがくも膜下出血に倒れ、救急車で運ばれたのは今から約1年前の昨年10月のことだった。6時間に及ぶ緊急手術は成功したものの、異変は意識が回復してすぐに表れた。後遺症による記憶障害を発症したのだ。
「最初のころは自分が歌手だったことも覚えていないようでした。直近の記憶をどんどん失っていき、例えば、小室さんの名前は紙に書くことができても、直後には書いたこと自体を忘れてしまうような状態だったんです」(小室の知人)
くも膜下出血とは、脳内にある『くも膜』という髄膜の下にある血管が切れることで起こるもの。その後遺症について、医師で医療ジャーナリストの森田豊さんはこう話す。
「出血した脳血管の部位によって症状はさまざまで、手足の麻痺から失語症、記憶喪失、さらには感情の起伏が異常に激しくなったりと、障害は心身の両面に及びます」
KEIKOに徐々に変化が表れ始めたのは、この5月のこと。ツイッターに、<TMの、新曲、サビは、なんとかくちずさめてる>と投稿したのだ、続いて8月には、<音楽番組を、久しぶりに、真剣に観る事が、できてうれしいです>など、音楽への興味を再び持ち始めたのだ。
そして8月17日の自身の誕生日前日には、冒頭のように思いを綴るまでとなった。小室がglobeの活動再開を決意したのも、そんなKEIKOの姿に触発されてのことだったのかもしれない。
「くも膜下出血は、完治して社会復帰できる患者が3分の1程度という予後の悪い病気なんです。回復のスピードもケースバイケースで、10年たっても完治しない人もいるなかで、KEIKOさんの回復は驚きの速さです」(前出・森田さん)
(以上、女性セブン より)
他人様には分からない
俺も脳梗塞で倒れた。
危機を脱し、立って歩けるようになったので、たった1ヶ月で退院はしたが、目には見えない、他人様には分からない所には辛い部分が多々あった。
俺の場合、左半身が運動麻痺、右が感覚麻痺だった。全身が一度に治る訳ではない、右側の感覚は半ば痺れたまま、歩けば微妙に右へ右へ寄っていく。
自転車なぞフラついて乗れやしない、おかげで危険だからと運転免許も返上した。
腹筋に力が入らないから声が出ない。息が漏れるような声しか出ない。そしてクシャミが出せない。
出る瞬間に 「…カフン」 となってしまい息苦しいし、クシャミが思うように出せないストレスは想像以上であった。
やっと大きなクシャミが出せたのは退院して一年半後であった。
しかし見かけは前と何も変わらない、俺が苦労している事など分かりはしない。
識字障害、記憶障害、言語障害などもそうだろう、大人しく座っていれば以前と何処が違うのかと他人様は思うだろう。
他人様がそう思っているだろうな、と思う事がまたストレスなのである。
今は完全に以前の体調を取り戻してはいるが、他人様は退院イコール完治だと考える人が多いので、だいぶん理解してもらうのに苦労した。
以前のような歌声を聞きたいのはファンならば当然だろう。
しかし分かってあげよう、それまでには時間が必要なのだ。
必ず帰ってくると信じて待つ、そんな人が大勢居る、それを知らせる事が本人にとって一番の励みになる。
信じて待とう。
投稿者: ぐっちゃん
[編集長-ひとこと]
脳梗塞は毎年50万人が発症している現代病だ。
朝、近所の公園を散歩していると、必ず4.5人の人がリハビリで歩いている。
その歩みは、頼りない歩みだけれど、確実に一歩一歩、元の自分に戻ろうとしている。
笑顔で踏みしめる大地と、子供らの声がその一歩をさらに進ませる。
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リハビリ生活を続ける歌手・KEIKO(40才)がツイッターでつぶやいたこの言葉は、彼女の大きな“変化”を表していた。
夫の小室哲哉(53才)が、globeの活動再開を明かしたのは、9月24日のこと。当面はマーク・パンサー(42才)との2人だけの活動だが、<globeのともしびを消さぬようKEIKOが元気になるまで活動しようってことになりそうです>と、ツイッターに思いを綴った。
KEIKOがくも膜下出血に倒れ、救急車で運ばれたのは今から約1年前の昨年10月のことだった。6時間に及ぶ緊急手術は成功したものの、異変は意識が回復してすぐに表れた。後遺症による記憶障害を発症したのだ。
「最初のころは自分が歌手だったことも覚えていないようでした。直近の記憶をどんどん失っていき、例えば、小室さんの名前は紙に書くことができても、直後には書いたこと自体を忘れてしまうような状態だったんです」(小室の知人)
くも膜下出血とは、脳内にある『くも膜』という髄膜の下にある血管が切れることで起こるもの。その後遺症について、医師で医療ジャーナリストの森田豊さんはこう話す。
「出血した脳血管の部位によって症状はさまざまで、手足の麻痺から失語症、記憶喪失、さらには感情の起伏が異常に激しくなったりと、障害は心身の両面に及びます」
KEIKOに徐々に変化が表れ始めたのは、この5月のこと。ツイッターに、<TMの、新曲、サビは、なんとかくちずさめてる>と投稿したのだ、続いて8月には、<音楽番組を、久しぶりに、真剣に観る事が、できてうれしいです>など、音楽への興味を再び持ち始めたのだ。
そして8月17日の自身の誕生日前日には、冒頭のように思いを綴るまでとなった。小室がglobeの活動再開を決意したのも、そんなKEIKOの姿に触発されてのことだったのかもしれない。
「くも膜下出血は、完治して社会復帰できる患者が3分の1程度という予後の悪い病気なんです。回復のスピードもケースバイケースで、10年たっても完治しない人もいるなかで、KEIKOさんの回復は驚きの速さです」(前出・森田さん)
(以上、女性セブン より)
他人様には分からない
俺も脳梗塞で倒れた。
危機を脱し、立って歩けるようになったので、たった1ヶ月で退院はしたが、目には見えない、他人様には分からない所には辛い部分が多々あった。
俺の場合、左半身が運動麻痺、右が感覚麻痺だった。全身が一度に治る訳ではない、右側の感覚は半ば痺れたまま、歩けば微妙に右へ右へ寄っていく。
自転車なぞフラついて乗れやしない、おかげで危険だからと運転免許も返上した。
腹筋に力が入らないから声が出ない。息が漏れるような声しか出ない。そしてクシャミが出せない。
出る瞬間に 「…カフン」 となってしまい息苦しいし、クシャミが思うように出せないストレスは想像以上であった。
やっと大きなクシャミが出せたのは退院して一年半後であった。
しかし見かけは前と何も変わらない、俺が苦労している事など分かりはしない。
識字障害、記憶障害、言語障害などもそうだろう、大人しく座っていれば以前と何処が違うのかと他人様は思うだろう。
他人様がそう思っているだろうな、と思う事がまたストレスなのである。
今は完全に以前の体調を取り戻してはいるが、他人様は退院イコール完治だと考える人が多いので、だいぶん理解してもらうのに苦労した。
以前のような歌声を聞きたいのはファンならば当然だろう。
しかし分かってあげよう、それまでには時間が必要なのだ。
必ず帰ってくると信じて待つ、そんな人が大勢居る、それを知らせる事が本人にとって一番の励みになる。
信じて待とう。
投稿者: ぐっちゃん
[編集長-ひとこと]
脳梗塞は毎年50万人が発症している現代病だ。
朝、近所の公園を散歩していると、必ず4.5人の人がリハビリで歩いている。
その歩みは、頼りない歩みだけれど、確実に一歩一歩、元の自分に戻ろうとしている。
笑顔で踏みしめる大地と、子供らの声がその一歩をさらに進ませる。
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