第6回 日本ちゃちゃちゃ
何故か、町のおこめやさんにしか売ってなくて、夏の暑い日なんかは、おこめやさんにプラッシーを買いに行きました。
小学生の頃は渇いた喉に冷たいプラッシーの美味しいこと美味しいこと。もちろん、配達もOKで米穀通帳に、「プラッシー」なんて書かれてました。
ペットボトルが存在しなかった、わずか30年前の話です。理解しにくい方々は『サザエさん』の三河屋さんを、思い出してもらえたら解りやすいと思います。
ここで、一度スッキリしておきたいのですが、リユースとリサイクルの違いについてです。少し話がごちゃごちゃしますが、大事な事なのでお付き合い下さい。
かつてペットボトルが存在しなかった頃は、瓶入飲料でした。もちろん一本や二本なら手軽に買いに行ってましたが、家族の数だけとなるとそうはいきません。
そこで登場するのが、酒屋のおっちゃんです。すなわち、わざわざジュースやビールや醤油やミリンや酒や炭酸なんか重たい商品を、通函(かよいばこ)に入れて配達してくれるのが、日本独特の流通パターンだった訳です。
それに、小売の瓶はお店に持って行けば、10円のキャッシュバックになるし、すなわち10本の空瓶を持っていけば、一本のジュースをサービスってな感じかな。
ここで大事な事は、ペットボトルが出て来る以前の日本は完全なリサイクル社会であり、よく言われる「日本はドイツを見習え」ではなく「ドイツは日本を見習え」って、事実が存在するのです。
当然、洋の東西があるわけですから、日本古来の「もったいない」思想を西洋に押し付ける権利はありません。
しかしながら、割り箸や買い物カゴやUバッグ(レジ袋)に代表される、日本の世界に発信すべきリサイクル社会を恥じる根拠もどこにもありません。
あるとしたら、役人だけだ!役人も最悪なら、スーパーマーケットに蔓延するNOレジ袋の運動も、やめましょう。
割り箸もUバッグ(レジ袋)も、産業廃棄物を利用したリサイクルの優等生なんです。
だからお願いです。物事の本質を見ない上っ面だけのエコロジー運動は、やめてもらえないでしょうか?
投稿者: Nao
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