シンボルロック / 梅宮辰夫
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『シンボルロック』 梅宮辰夫 EPレコード盤
未だかって、これほどまでにぶっ飛んだロケンロールがあっただろうか?
梅宮辰夫 シンボルロック (YouTube 動画)
(時間帯や接続状況により動画が視聴できない場合は、時間が経ってからどうぞ)
先ずは、動画では1番までで省略されていた歌詞を、3番まで全て紹介しましょう。
そうしないと、この曲の凄さが理解(堪能)できませんから。。。
『シンボルロック』 作詞・志賀大介 作曲・藤本卓也 歌・梅宮辰夫
人間誰でも ひとつ位は 何かとりえがあるもんだ
シンボル シンボル 男のシンボル~
こいつを使って こいつで泣かせて その上こいつが 金を生む
「まったく、シンボルちゃん様々だぜ?」
寝ぼけていないで起きておくれと 今日も励ます2DK
シンボル シンボル 男のシンボル~
きびしいだろうが 好みを言ってちゃ 涙の誓いが 無駄になる
「負けるんじゃねえぜ シンボルちゃん シャンとしてシャンと?」
国定忠治も言ったもんだよ 強い味方があったとは
シンボル シンボル 男のシンボル~
こいつで世界を征服しましょう 今宵もがっちり頼んます
「なあ シンボルちゃん がんばってくれよ頑張って 頑張って 頑張っておくんなよ?」
カルト歌謡曲マニアや廃盤マニアの間では、知る人ぞ知る名(迷)曲なわけですが、こういう超アバンギャルドな内容の歌詞なもんだから、当然、放送禁止になったうえに発売中止になります。
作詞を担当した志賀先生は日本作詞家協会の副会長を務めたこともある大御所で、現在は日本音楽著作家連合の会長だ。
数々の学校の校歌や市町村歌を作詞し、演歌・歌謡曲でヒットを多作したお方が、何故にこんな吹っ飛んだ詩を書いたのだろうか?
この曲が発売された1970年といえば 梅宮辰夫 が、東映のB級カルト・ムービーの傑作 『帝王』 シリーズ 『夜の歌謡』 シリーズや 『不良番長』 シリーズ などで主演を連発しており、実生活でも銀座や歌舞伎町などで 「夜の帝王」 といわれるほどの放蕩の限りを尽くしていた時期。
この曲は、映画 『夜遊びの帝王』(東映/斎藤武市 監督作品)の主題歌でもある。
映画の内容は、九州の炭鉱町から上京してきた田舎者の主人公(梅宮辰夫)が、自慢の下半身を使って(スケコマシ)ビッグになる?という、お色気満載のおバカアクション。
なのだが、監督が日活で 『愛と死をみつめて』(主演:浜田光夫、吉永小百合) の人なので、おバカなのに純愛なのである。
そんな映画のストーリーを下敷きにしつつも、辰っあんの夜の素行や言動からインスピレーションを受けて、この凄すぎる詩を書いたに違いないのではあるが、それにしても、ぶっ飛び過ぎている。
男のシンボルといえば、棒状のアレだ!(笑)
「こいつを使って こいつで泣かせて その上こいつが 金を生む」
唯一無二、天下無双の一物であるには、違いないが・・・
「こいつで世界を征服しましょう 」
辰っあんのシンボルで、世界征服は可能なのだろうか?(爆)
ジンギスカンやヒットラーでさえ実現できなかった世界征服を。。。
1974年、放蕩生活がたたってか辰っあんは睾丸腫瘍(癌細胞は肺にまで転移していた)を患い、睾丸摘出までは至らなかったが、シンボルちゃんもたいへんなダメージを受けた。
「寝ぼけていないで起きておくれと 今日も励ます2DK」「「負けるんじゃねえぜ シンボルちゃん シャンとしてシャンと?」
なんと、志賀先生はこの曲の詩で辰っあんのシンボルちゃんが寝てしまう(勃起不全)のを予言していたのだ!
すごいぞ、凄い!
その後、ご存知の通り辰っあんは、シンボルちゃんではなく、料理の腕とアイデアで金を生ませている。
アンナちゃんは、辰っあんのシンボルちゃんが健在の時に仕込み、生ませている。(笑)
投稿者: Anthony
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