おくのほそ道 東京 両国~深川 散策  2

「行春や鳥啼魚の目は泪」

(『おくのほそ道』 より)



 「是非、奥州塩釜の桜と松島のおぼろ月をみたいものだ。」 と門人たちに話していた芭蕉は、すっかり旅にに魅せられてしまったようで、信州更科の旅を終えたばかりだといのに、もう次の奥州旅行に夢中になっていた。





萬年橋

萬年橋


 小名木川に架かるこの橋は、けっこう古くに架けられた橋で、アーチ式になっていたとのこと。

 葛飾北斎は 『富嶽三十六景 深川万年橋下』 として、浮世絵にしている。





別所、採茶(さいと)庵 跡

別所、採茶(さいと)庵 跡


 「おくのほそ道」 出発前に、芭蕉が身を寄せていたところで、仙台藩ゆかりの仙台堀川沿いにある。

 
 芭蕉庵跡から万年橋を渡り、三菱財閥岩崎弥太郎ゆかりの清澄庭園脇を通り、仙台堀に出た。

 ここからの道は 「芭蕉俳句の散歩道」 として整備されている。





仙台堀川

仙台堀川


 この川沿いに仙台藩の蔵屋敷があったことから、その名が付けられた。

 ちなみに、仙台藩の上屋敷があったのは汐留あたり、江戸屋敷があったのは南麻布で、今は韓国大使館になっている。ここには 「仙台坂」 の地名が残っている。





滝沢馬琴 誕生の地

滝沢馬琴 誕生の地


 深川江戸資料館の近く。ここまで両国駅から歩いても15分くらい。

 ちなみに、両国駅近くには吉良邸跡があり、吉良邸を襲撃した赤穂浪士一行は、隅田川沿いに、芭蕉記念館の脇あたりを通り、万年橋、永代橋を渡って、高輪の泉岳寺に向かったのである。。。。。








投稿者: 霧島


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