その54 少女
- CATEGORYMenu:38 「食べる」という事 ~美し国を取り戻す為に~
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禁煙を始めてから、およそ10ヶ月になろうとするのに、未だに禁断症状が終わらない。
まったくもってタバコの麻薬性は恐ろしいものだ。心では喫煙生活から解放されて本当にスッキリしている。
なのに肺と口がタバコを要求して苦しくてたまらない。自分の身体だから自分で解る。今、思いっきりタバコを吸い込むと、さぞこの苦しみから解放されるだろうと。
でも吸わない。どれだけ苦しかろうが禁煙ストレスによる口内炎が増えようが、時が全てを解決してくれるだろう。
知人の友人に麻取り(麻薬取締り官)がおられる。実はタバコの依存性は人類史上最悪の「ヘロイン」に次ぎ、第二位だそうだ。
そして私の場合、25年間吸ってきた体内に溜まりに溜ったニコチンが完全に体外に排出されるまで最低16年かかるという。
つまり、体内の血管や、肺をはじめとする内臓に「ネットリ」と幾層にもこびりついたニコチンは、その意味においてヘロイン以上の最悪の麻薬物質と言って良いだろう。
過日、タレントの加護亜依さんがまたしても喫煙をしていたとして週刊誌にスクープされていた。
気の毒な話である。同じタバコによる悩みを持つ者としては同情を禁じえない。そもそも未成年者がタバコを吸ってはいけない法律が出来たのは明治時代の富国強兵の時代に「若いうちにタバコを吸ったら体力が落ちて立派な兵隊さんになれない」との理由からの立法だ。
それはともかくマスコミ関係者は過去に散々、加護亜依さんのおかげで金儲けをしてきたのではないのか?
マスコミがこれから考えねばならぬ事は加護亜依さんが喫煙を始めたきっかけと、未成年者でも手軽に購入出来る価格設定の見直しと自動販売制度の撤廃ではないのか?
そして愛人云々も面白おかしく批判しているが、それならば「愛の流刑地」なる下品な作品も発売禁止にしていただきたい(注、私はこの作品は読んでいませんが書評と噂で大体の想像はつきます)。
第一、マスコミ関係者のご令嬢、ご令息にも未成年の喫煙者はおられるだろう。それも含めて、マスコミ関係者の方々は真剣に未成年者の喫煙について考えていただきたい。
禁煙の禁断症状は本当に恐ろしいものです。実は禁煙を始めて三ヶ月後くらいに自動販売機でビールを買おうと思って、無意識にタバコの自動販売機にお金を投入した事があります。
今回の加護亜依さんを責めるのは簡単な事です。しかしながら、ダルビッシュ投手にしろ加護亜依さんにしろ「タバコなる麻薬物質」を未成年者に販売して、金儲けをしているのは「大人」だと言いたいのです。
投稿者: Nao
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