第十四幕 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

 一人はみんなのために、みんなは一人のために 映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

 この映画の象徴的なシーンは、冒頭、ハリーを連れ出しにきた不死鳥の騎士団とハリーが箒にまたがって飛ぶ場面です。

 ハリーは直前、家の近くで吸魂鬼に襲われたというのに、まるで、ロンドンの観光名所を物見遊山するかのように、たわむれてテムズ川をみなで一緒に飛んでいる、あのなんとも場違いなシーンです。

今回は、ハリーが孤立する物語です。ヴォルデモートの復活を認めようとしない魔法省の方針で、ハリーは日刊予言者新聞から、策略家とまでいわれ、本当にハリーが見たヴォルデモートの復活を周囲から信じてもらえません。
 
 嘘つき呼ばわりされたハリーは、血が滲むペンで、「嘘をついてはいけない」と書かされてしまいます。
 頼りのダンブルドア校長さえ、なぜか、ハリーを遠ざけます。

 行方不明者の数は増え、ヴォルデモートの復活による犠牲者がますばかりなのに、魔法省から派遣されたアンブリッジ先生は、生徒に、闇の魔術から身を守る防衛術を教えません。

 切迫した事態の中で、生徒達はみずから自分たちを守る術をハリーから教わります。

 ヴォルデモートの復活をいっこうに信じてもらえないなかで、それでも、ハリーに教えを請い、ダンブルドア軍団加入のサインをする生徒達のために、ハリーは、自分が教えられるすべてを必死で教えるのです。

 さて、ちょっと戻って、孤立したハリーの心に、それでも、ちょっとしたサポートがはいります。セストラルが見えるルーナ・ラブグッドです。
 セストラルは、死を見た人でないと見えない動物でした。

 この仕組みをルーナはさりげなくハリーに教えます。いきなりセストラルに気付いたハリーは驚いて、この動物はなんだ、と叫びますが、いつも一緒のロンにも、ハーマイオニーにもセストラルは見えません。

 他にもセストラルが見える者がいることがハリーに勇気と自信を与えます。

 ヴォルデモートとの繋がりが出来たハリーに、シリウスに危機が迫ったことが見えたことで、物語は山場を迎えるのですが、この時、この急場を救おうというとき出てくるのが、みなで飛ぶ飛行場面なのです。

 魔法省が事実を認めようとしないがために、ハリーは嘘つき呼ばわれまでされ孤立しますが、この飛行シーンは、生徒達が、ハリーを信じ、自分たちも共に、たとえ相手がヴォルデモートであろうと、戦おうとの意志を表した飛行シーンです。

 やがて、戦いは、ハリーがヴォルデモートと繋がりを持ったがために、ハリーは、自分の心の中にヴォルデモートに入り込まれ、弱い部分を覗かれ、それでいたぶられ、苦戦をしいられます。

 が、ハリーには、みなと一緒に過ごした楽しい思い出、みなから慕われ愛された喜びがありました。

 自分は決して孤立してないし、孤独でもない、と気付いたとき、ハリーにはヴォルデモートにも屈しない力が身につきました。

ブラボー!の一作です。



投稿者: 今井 政幸


「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」公式サイト



劇場に足を運ぶ前に、チェック!




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3 Comments

tanoken

あれ?ハリーシリーズが俺の見たのと違うな?
おかしいな… (-.-)
俺の知っているのは
「ハリーポッターと浜崎あ○み似」
「ハリーポッターとブロンズ美女」
「ハリーポッターと元グラビア女優」
「ハリーポッターと絶叫!淫乱妻」
「ハリーポッターと野外でべロン」
以上です。

  • 2007/07/18 (Wed) 21:12
彗星

ファンタジー系は苦手なんですよね・・・。
たぶん、おもしろいんだろうけど

今週末公開の映画ならインランド・エンパイアが観たいけれど、上映館数少なすぎ・・・

  • 2007/07/20 (Fri) 18:42
今井政幸

インランド・エンパイア

わたしがいつも見てる川崎のチネチッタでは8月18日からです。
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/inland_empire/jouei.shtml

  • 2007/07/21 (Sat) 09:44