「個人情報保護法」 なんて、クソの役にも立たない

 「三菱UFJ証券、元社員が4万9000人の顧客情報を名簿業者に売却」 という事件があったが、闇で売る奴と買う奴が居る以上、ナンボ罰則を強化しようがこの手の事件はなくならない。


 俺はむしろ金融業に勤める者こそ守秘義務に麻痺していると、確信している。

 もう破綻したが相互信用金庫(相信)のオート・ローンを組んでいた。

 ある日、父(別世帯)から電話があり、 「お前、相信で金借りてんのか?」 と、聞いてきた。

 何故知ってるのかと問うと 「昨日、道で、ワシの担当(俺の担当ではない)から聞いた」 と。

 当時はまだ個人情報保護法はないが、顧客の守秘義務はあったはずだ。

 それを路上でペラペラと喋った行員に俺は怒りを覚え、次の日、相信の大東支店に足を運んだ。

 用件を先に告げると案の定、行員は外出中。支店長も外出中だと、空々しい対応。

 それから何度電話しても本人は出ず、支店長も出ない。謝罪もない。いい態度だ。

 ならば 「残りたった三回だが、支払いは停止させていただ。、本店から請求が来たら、残金を持参して今回の事を仔細に説明させてもらうが良いか?」 と言うと、支店長を名乗る男から折り返し慌てて電話があった。

 「件の行員を出せ」 と言うと、他支店に転勤になった。何処かは言えないとの事。

 俺の頭の中で 「ブチン」と 、音がした。

 「お前ら!客の秘密は道端でペラペラ喋るクセに自分等の事は秘密秘密か!もうエエ!残りは払わん!訴えるなり好きにせいっ!」 電話を切った。

 ほどなく相信は破綻したが、俺は未だに何処の信販も通らない、

 
 以前京橋で 「どうしても」 と、店員が頼むので 「通らないよ」 と言いながら、OMC(以前、ダイエー系列のカード会社)カードを申し込んだ。

 一時間ほどして戻ってみると案の定通らない。面白いので電話してもらって聞いてみた。

 「どうして通らないの?」

 「…お客様の条件が…」

 「条件って、何?」

 「申し上げられません」

 「俺の情報だよね?俺の情報を俺が聞いてんだよね?お前が知って俺には知らせないんだよね?」
 
 「…はあ、まあ、何とも…」

 「間違ってたらどうすんだい?そこに書いてある事が」

 「いや…私には…何とも…」

 このあと、俺が恥をかかされたとダイエーから多額の金を受け取った…なんて事はない。

 
 まあ個人情報保護法なんてなこんなもんだ。
 
 都合の良いときだけ 「保護法」 を持ち出しやがる。

 俺の溜飲は相信が破綻した時点で下がっているからいい。




投稿者: ぐっちゃん

[編集長-ひとこと]

 僕は金融会社に勤務してたんで、この手のことには精通してますが、確かに、同僚で「個人情報」を名簿会社に売り飛ばして小遣い稼ぎをしていたヤツがいたね。

 それと、他社のヤツなんだけれど、顧客が気に入らないということだけで、ブラックリストに載せるという行為をしていたのがいた。

 これは、けっこうある話みたい。


 で、僕は勤めていた時は守秘義務は完全に守っていた。

 もし、情報が漏れたりして、自己責任を追及されたりして解雇されるのがイヤだったからね。

 なんせ、250社以上も就職の面接&試験を落ちた末に、やっと掴んだ仕事だったから・・・(爆)



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コメント 1

There are no comments yet.
雑草Z
2009/05/20 (Wed) 21:18

役に立たないどころか・・

 参考になり、義憤も覚える記事でした。 
 相信のその行員と支店長の態度は読むだけでかなり腹立ちますね。
本人の情報を本人に知らせない・・・と言うのも腹立だしい。

 この記事で、『個人情報保護法』って、その理念と違って、役に立たないどころか、悪用されまくりの酷い実態が確認できました。

>都合の良いときだけ 「保護法」 を持ち出しやがる

ってホントですね。国会議員や官僚もそれを都合のいいように使ってますね。それを盾に色々逃げている(総理を含む)大臣も何人もいましたね。

権力者の武器に成り下がってます。
 

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