その69 沖縄

FC2ユーザーの方々、はじめまして。食とタバコの有害をうったえる連載です。末永くお付き合いを願います。
さてブログ再開後の最初の記事である。沖縄は言わずと知れた長寿の島であるが近年、異変が起こっていると聞く。
女性の平均寿命は47都道府県中ダントツの一位なのだが男性の平均寿命が二十六位にまで下がっているそうだ。
もちろん百歳を超える長寿の男性もまだまだご健存なのだが裏返すと働き盛りの三十代、四十代の死亡率が極端に上がっている証であろう。
何故そんなに寿命が縮まっているのか。原因はどうやら「Aランチ」にあるようだ。
もちろんそれだけではなかろうが駐留米軍の食生活が蔓延している事は間違いなさそうだ。
以前に雑誌で件の「Aランチ」の写真を見た事があるがハワイのワンディッシュプレートどころの騒ぎではない。
何しろ巨大な皿に茶碗をひっくり返したドーム形のご飯に、わらじトンカツ、ハンバーグ、豚の角煮、ソーセージ、プレーンオムレツに申し訳程度のキャベツの千切りとスパゲティサラダにコーンポタージュに紅茶が飲み放題で780円。
凄まじいボリュームだ。屈強なアメリカ軍人にしては理想的な食事であろうが先祖の代から一汁三菜程度の質素な食事を続けて来た我々日本人の体質というか遺伝子からすると、これはあまりにも栄養のとりすぎと言っても良いだろう。
しかもこれだけのボリュームでこれだけの低価格ならば当然、脂質も粗悪だろう。粗悪な脂は血管にこびりつく。
よって現在の沖縄の成人男性は動脈硬化に起因する、心筋梗塞、脳卒中といった成人病に苦しまされている。その結果が「極端」な平均寿命の低下である。
しかもこれは沖縄だけの問題では無く現在の日本列島を覆う宿痾と言ってもよかろう。
私は別に肉類を食べるなと言っているのでは無い。無いのだがそれも程度の問題だ。
テレビで宣伝されている食材などは儲け一辺倒の大手食品メーカーが製造している粗悪品なので劣悪な脂を使用している。
当然そのままでは食べれる代物では無いので様々な添加剤を投入して見た目と旨味成分だけは何とか確保する。
そんな事がおよそ30年以上続いているのだ。日本の医療費が上がっても当然だろう。
最近では一般家庭の方々により日本食を取り戻す運動が始まっているようです。
「食」は決して金儲けの為にあるのではなく、国民の方々に美味しく食べていただいて結果、自らの生活の糧にする。そんな時代に早く戻したいものです。
(画像は奈良市西大寺の「MIA’S BREAD」さんのパンに、自分で作ったハンバーグをはさんだ素朴なハンバーガーです。)
投稿者: Nao
[人気blogランキング]←クリック投票に協力して下さいませっ!


