第8回 O君 着任
- CATEGORYMenu:36 山口ジジイの失業日記の後(あと)
- COMMENT0
- TRACKBACK0

そんな感じで働いていると、ゼネコンA建設の子会社B道路の監督が、我々の現場事務所に着任した。
現場は、そろそろ外構工事にも入らねばならず、それを一手に引き受けるのが子会社のB道路であり、その担当者が彼である。
以前現場で会ったB道路の所長が一緒にきてて、私に彼を紹介してくれた
B道路所長
「山口ジジイさん。彼が明日から現場事務所に入る、O君ですけん。よろしくお願いします。」
B道路O君
「山口ジジイさん、よろしくお願いします。」
私
「よろしくお願いします。」
その後、少し話をしたが、彼は、さっきまで北海道にいて飛行機できたという。
話を聞いてみると、北海道では冬になると土木工事ができない。
だから、北海道の土木監督は、冬は出稼ぎみたいな感じで毎年、西日本の現場にきているのだそうだ。
地方地方によって、特殊な事情があるものだ。 因果な稼業である。
北海道出身の彼は、若い監督だった。
B道路O君
「O泉洋が大学の先輩になるんです。面識はないけど大学で見たことがあります。」
私
「へえ、O泉洋が先輩なんだ。水曜どうでしょうの面白い方の人でしょう?」
B道路O君
「えっ、水曜どうでしょうを、なんで知ってるんですか?」
私
「いや、こちらでも放送してるよ。再放送かもしれないけど。」
B道路O君
「へえ、札幌のローカル番組なのに、こっちでも放送を。そうなんですか。」
O君は、そのことに随分驚いていた。
今をときめくO泉洋の後輩の彼は、どことなくO泉洋に似ていた。 O泉洋の髪を短くして、真面目にした感じだ。
だから、B道路の監督の彼を、O君と呼ぶことにする。
現場に常駐するのは、A建設現場主任、私こと山口ジジイ、B道路監督O君の3人に、女の事務員1人の4人となった。
この体制で、現場は完成まですすむこととなる。
整理してみると、
A建設 現場主任(32歳くらい) 実質的な現場の責任者。私の上司であり雇い主。
A建設 現場監督(39歳) 私こと山口ジジイ 実は派遣社員。社員10人の零細な会社の社員。
B道路 監督(29歳くらい) A建設の子会社A道路の監督。北海道から着任した。
A建設 女事務員(45歳くらい) A建設の経理事務担当。契約社員。
この現場事務所は私を入れて常駐4人。
この他には、下請けサブコンの監督2人。それぞれ、電気と水道工事を請け負っている。
A建設 所長。 現場主任の上司、所長(55歳くらい)。週に1回巡回してくる。
A建設 設備監督 契約社員(55歳くらい)。週に1回巡回してくる。
A建設 事務長(50歳くらい) 週に1回巡回してくる。
B道路 所長(52歳くらい) 週に1回巡回してくる。
この辺りが、主な現場管理のメンバーだった。
投稿者: 山口ジジイ
[人気blogランキング] ←クリック投票に協力して下さいませっ!
- 関連記事
-
-
第10回 な、なにーーーー 2008/10/03
-
第9回 酢豚定食 2008/09/26
-
第8回 O君 着任 2008/09/18
-
第7回 私が入った現場とは 2008/09/12
-
第6回 子会社B道路所長が来た 2008/09/05
-


