第45回 太陽と水と土とキジと

先日、東吉野村の温泉の帰りに見つけたのですが、(画像の物体)初めは何かの宗教儀式とかサタンに捧げる生け贄だとか思ってしまいました。
ちなみに♪アルプス一万尺♪コヤリのうーえで♪アルペン踊りをさあ踊りましょ♪のコヤリを「子山羊」と間違えて歌っている子供がたまにいますが、あれは大槍、小槍のコヤリであって、決して「子山羊」ではありません。
子山羊の上で踊るのは、 黒ミサ の サバト だとしっかり子供に教えましょう。
それはともかく、写真の宙吊りになっているのはキジです。
聞くところによると、キジは撃ってすぐは固くて味も淡白なのですが、こうして吊るしておくとアミノ酸が増えて、腐る寸前が一番美味しいと聞きます。
何と大いなる先人の知恵でありましょうか。
思えば人類の歴史は「食べる」と等しく、微生物との共存でもありました。
我々人類の祖先は太陽の恵みと大地の恩恵。そして湧き出る水を汲み上げ、命の糧(かて)としてきました。
それはもちろん微生物との闘いでもありました。
しかし科学の発達していない時代から、人は腐るを含めた自然との調和を考えました。
つまりは「土に還す」です。
翻って現代社会はどうでしょうか?
環境問題が叫ばれて久しい日本ですが、例えば軒先やベランダにキジを吊るしていて近所に理解する人が都会にいるでしょうか?
ゴミ問題にしてもそうです。ゴミ問題はコンクリートやアスファルトで土を覆うから、ゴミ問題です。
ゴミは土に還すと立派な「肥料」と言う名の資源です。
環境が叫ばれて久しい昨今ですが、環境を餌に金儲けをする前に、まずは先人の知恵を勉強して土と太陽と水と微生物について学ぶべきではないでしょうか。
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投稿者: Nao
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