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どうしろと、いうのだ? (Re-New & Mixed UP)
撮影場所:長野県 某所迂回路は右ですが、右折禁止になっています! いったい、どうしろと、いうのだ? 責任者は出て来い・・・投稿者: Shinji (初回掲載日 2006/05/03)[編集長-解説] 10年前の初回掲載時にはこの看板の画像を見て、僕も 「なんだぁこりゃぁ~?」 と思いました。 が、その後、数年間、交通誘導のガードマンの仕事をして、何度もこういう形で道路工事現場で看板を掲示していました。 誰もが...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その12 (小説)
アラームが鳴り、休憩タイムになったことを告げる。 覇斗と楓は互いに頷き合うと、誰からともなく固く握り合っていた右手を離した。 二人とも疲労の色が濃い。すっかり息が上がっていた。ただひたすらに技を教え技を覚えるために、激しい攻防を繰り返した結果である。やっている中身はたかが指相撲とはいえ、動きのハードさは休むことのない全身運動となんら変わりなかった。「やあ、ライトニング・アタックは完全に防げるように...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その11 (小説)
試合が始まると同時。楓が自分の親指に意識を振り向けた一瞬、覇斗の肘がガッと大きく外側に広げられた。 細かいフットワークによる身体ごとの小刻みな移動と姿勢の変化。肘の位置は目まぐるしく変わり、その最中、覇斗は腕を前後左右に揺さぶりつつ、手首を蛇のように内へ外へと激しく屈曲させる。 それはまさに電光石火の奇襲だった。 (こ、これは去年と同じ……!)投稿者:クロノイチ...
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6本指の謎 (Re-New & Mixed UP)
撮影場所:千葉県柏市 某所これは関東では有名な看板で、千葉の柏にあるラブホテルのものです。 この画像のだけではなくて、ホテル付近にある全ての案内看板が6本指なんで、間違って描かれたというものではないみたいですが.... いったい、何で指が6本あるのだろうか?投稿者: Shinji (初回掲載日 2006/04/18)[編集長-ひとこと] ラブホだけに、セックスと6(シックス)をかけているのか??(笑) ちなみ...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その10 (小説)
約束の時刻ちょうどに覇斗の部屋の扉がノックされた。「来たわよ! 開けるわよ! 入るわよ! こんばんは! ──さあ、アレやろー!」 覇斗が返事する間もなく、楓が慌ただしく入ってきた。押し入ってきたといっても過言ではない。「テンション高いな。もうちょっと声を抑えてくれると助かるんだけど」 ここの廊下、声響くんだよな、などと覇斗が内心で焦っていると、投稿者:クロノイチ...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その9 (小説)
三人の話はたびたび横道に逸れた末に軌道修正を果たし、今は元の話題に戻っている。「── で、なんでまた高柳は、こんな田舎のアレの大会に出ようと思ったんだ? 賞金二十万円はなかなか魅力的な金額だが、どうせ金のためじゃないんだろう? 高い旅費をかけてまで出なきゃならん理由があったのか?」 速彦は自分の疑問を素直にぶつけた。松之進はチキンソテーをほおばっている。「ルールに夢を感じたからですよ」「夢?」投稿者...
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いつ、釣るんだ~?? (Re-UP)
何の変哲も無い釣り禁止の看板に見えますが、北海道では、そうは問屋は卸さない! 釣りの禁止期間を、よ~く、見てみましょう! 読んでみましょう! 考えてみましょう! 感じてみましょう! いったい、いつ、釣ったらいいんだ??投稿者: Shinji (初回掲載日 2006/04/11)[編集長-ひとこと] ん? 1月1日から12月31まで?? これでは、年に1回も釣りが出来ない!! どんだけ、禁漁期が長いんだぁ・・・...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その8 (小説)
二人のスマートフォンが同時にメールの着信を報せる。 覇斗はマナーモードにしているので、楓の物だけ「ゴーン」と派手に着信音が鳴った。 お世辞にも女の子っぽいとは言えない厳かな梵鐘の音だ。「一斉送信。── 夕飯の呼び出しだな。もうそんな時刻か」 覇斗が慌てて壁の時計を見ると、午後六時五十二分を示していた。「そうね。八分早いけど、きっとご飯ね」 一応、楓はメールのタイトルを確認する。投稿者:クロノイチ...
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日本の米だっちゅう農 (Re-UP)
撮影場所:宮城県 大崎市 三本木 某所昨年末、宮城県を放浪していたときに撮影したJAの看板です。 その後、北海道に崩壊(精神が)移動しました。。。 日本人はもっと米を食べようということだと思いますが、 今更ながらのパイレーツの 「だっちゅうのう」 を 「だっちゅう農」 にしているのはいいのですが、寒空のもと余計に心まで寒くなりました。。。投稿者: Shinji (初回掲載日 2006/03/12)[編集長-ひと...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その7 (小説)
結局、全てのハガキがボロボロになるまで頑張っても、誰一人として箸は斬れなかった。 手品の発表会はそこでお開きである。「お兄ちゃん、今日は八十点。あの失敗がなきゃ満点だったよ。もっと修行積んでね。それじゃ、また来月頑張って」「楽しかったよ」「次回は失敗しないでね。バイバイ」 それぞれの感想を残して小六女子トリオは帰っていった。美晴子も後に続く。覇斗と一緒の空間を十二分に満喫し、お腹いっぱいになった...
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氷の妖精 クリオネ (Re-New & Mixed UP)
撮影場所:某水族館水族館で 「氷の妖精」 や 「流氷の天使」 ともいわれている クリオネ を見ようと思っていたのですが、クリオネはいませんでした。 かわりに 「クリオネは本当の妖精となり、人間には見えなくなりました。」 という掲示が・・・ 妖精になったから見えないって、、、 ハッキリと 「死なせてしまった」 とは、書けないのでしょうか?投稿者: Shinji (初回掲載日 2006/02/18)[編集長-ひとこ...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その6 (小説)
要を都の部屋に送り届けた覇斗が急いで一階の自室に戻ってみると、 私服に着替えた例の女性陣が、案の定、不機嫌極まりない顔で待ち構えていた。 美晴子がいつも通りにモジモジしているのが微かな救いだったが、後の四人は顔を見るのも怖い。「あんたね、『女の長風呂』っていうけど、それより十分も長いお風呂って、嫌がらせなの? ケンカ売ってるの?」「滅相もないことでございます。はい」 楓に怒鳴られ、首をすくめながら...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その5 (小説)
結局、覇斗の部屋には後で集まることになった。 順番をひっくり返されたみゆきや楓は大いにむくれていたが、都に面と向かって抗議することはしない。 無駄だとわかっているからである。 都にとって自分が口にしたことは全て決定事項であり、変更の余地は一切ないのだ。お願いの形をとってはいても、それは命令に限りなく等しいのである。 と、いうことで、ここは宮城家の二階にある風呂場。ただの風呂ではない。元温泉旅館の大...
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市営で シェー! (Re-UP)
撮影場所:札幌市 某所 僕は今、札幌に来ています。九州南部に住んでいたので雪には縁がなかったので、雪国の人には悪いんですが雪を見に来ています。 スキーをする為に来たのではないのです。(スキーなんてしたことないです。滑れません。) ただの雪見です。 さっき入った喫茶店に数年前のイヤミの市営(札幌)交通のポスターが貼ってあったのでデジカメで撮りました。 なんでも、マスターがおそ松くん&バカボンのマニアだ...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その4 (小説)
さて現在、マイクロバスの中には、ここまで挨拶以外に一度も口を開いていない高校生が一人いる。 彼女の名は平野茉莉花(ひらの・まつりか)。松鷹高校自然探究科三年生だ。 艶やかな黒髪をポニーテールにし、前髪を目にぎりぎり掛からない程度にまで垂らしている。 楓や千春子、美晴子と比べると若干地味な顔立ちではあるものの、知的で落ち着いた風情があって和風美人と呼ぶに相応しい気品が備わっていた。 ただ、比較的小...
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ココが地獄の入り口だア~ (Re-UP)
撮影場所:東京都渋谷区 恵比寿 某所「地獄の入り口」(といっても、ラーメン店のシャッターですが...)を紹介をしましょう。 地獄ラーメンというのは激辛ラーメンのことらしいんですが、僕がが前を通りかかった時は休業してました。 でも、休業してシャッターが閉まっていたからこそ、この写真を撮影できたのですが、、、 北海道から南は九州・沖縄まで同名のラーメン店が、数多く存在するそうです。*僕は全国を旅してまして...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その3 (小説)
バスの窓から見える景色は徐々に田舎の度合いを深めていく。 前方と左右のいずこの方角にも山がそびえ、集合住宅やコンビニの姿はもはやどこにもない。その代わり、道路はやたらと広く車線も増え立派な舗装になっている。小矢部川の支流に沿って伸びた道を、バスはひたすら上流へと向かい走り続けた。「あ、お兄ちゃん達だ! お──い!」「おーい!」「お兄ちゃーん!」 窓から景色を覗いていた小学生達が、歩道を歩く二つの人影...
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みかわけんいち の まち (Re-UP)
撮影場所:石川県白山市(旧 美川町)金沢に程近い北陸自動車 美川ICを降りた付近の国道で撮影。 石川県で一番の町っていう意味の看板ですが、どうしても口を歪めた 美川憲一 を思い出してしまいます。 金沢近辺では、かなり有名な看板だそうです。投稿者: Shinji (初回掲載日 2005/01/27)[編集長-ひとこと] この記事を掲載した直後、美川町を含む1市2町5村の合併で白山市が成立しました。 それにともない、この...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その2 (小説)
マイクロバスは南波市の市街地を抜け、田園風景の真っただ中を時速四十キロメートルの制限速度を律儀に守って走っていた。 減反政策の影響を受け、本来稲が植えられているべき場所に稲以外の作物が育っている光景が当たり前のように見られる。あちこちで目立っているのはヒマワリ畑の看板だ。 かわいらしいヒマワリのイラストが多く描かれているところを見ると、観光資源として当て込んでいる部分があるらしい。ただ、今は看板の...
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東日本大震災から5年・・・・
震災直後に約47万人いた避難者数は、今年の1月の時点で約18万人まで減少したという。 しかし、岩手、宮城、福島の被災地では、災害公営住宅の建設や、集団で移転する高台の造成が遅れているのが現状です。 現在、仮設住宅で生活している人は、岩手・宮城・福島の3県でおよそ9万人いるそうですが、長い人は8年間も暮らす可能性が出てきたとのことです。やれやれ(涙) また、福島第一原発事故で絶望的な被害にあった福...
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特大家族 第一章 「アレ」 の達人 その1 (小説)
西暦二〇一一年 (IN ANOTHER WORLD) 六月十日(月) 南波(ななみ)市の中心に位置する北陸州立鳳凰台(ほうおうだい)高校。 角目四灯の古びたマイクロバスが正門の前に停まると、一人の女生徒を乗せて走り出した。バスの両側面には 「源泉掛け流しの宿 御伽郷(おとぎごう)温泉 あかりや荘」 のロゴがある。 どこをどう見ても温泉旅館の送迎バスそのものだ。しかし、その旅館は今や存在していない。経...