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懐かしい香り (詩)
あなたに会うのは初めてだけどどうして初めてじゃないのかな? あなたに懐かしい香りがするのはどうして?潮の香り初夏の香り蜜の香り古ぼけた香りそして命の香りみんな みんな 大好きだよ投稿者: Nao(初出:2007/06/27)...
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君に さよなら・・ (詩)
君にさよなら・・誰もいない教室の隅でつぶやいた 君にさよなら・・君の風と遊ぶ波のような長い髪に触れたかった投稿者:香蓮(初出:2007/06/23)...
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口紅 蕾の中が真っ赤になった (詩)
"蕾の中が真っ赤になった" Photo by Asagimadaraそっとつまんであなたをわたしに持ってくる生まれたばかりのちいさな蕾蕾の中が真っ赤になった雨上がりには化粧する眉を引き肌色を塗りわたしに似合う服を選ぶスカートが動き始めるとき足首がくすぐったくって階段を下りるときが一番好きあなたを取った瞬間わたしは 女になる投稿者:浅葱斑(初出:2007/06/25)...
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ピエロ (詩)
"ピエロ?? バンコクにて" Photo by Kirishimaピエロは いつも 泪をいっぱいためて 笑わせるそんな ピエロの哀しみは 自分がピエロと気づいたときからあるのだろう・・・だからピエロは 一生懸命ピエロであることを隠そうとしてピエロの真似をしているんだきっと・・・・投稿者:霧島(初出:2007/07/19)...
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夏は儚い季節 (詩)
大きな大きな花火を見たよドーンドーンと鳴り響く 一つ一つの輝きが夏の夜空に散っていく夏ははかない季節シャボン玉さえ散っていく 投稿者: Nao(初出:2007/08/02)...
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君を探す旅して (詩)
君を探す旅をしたこの夏本当の君を見つけられることができなくて僕は 寂しさがつのるばかり風のようにつかまらないつかめない君だからもう この旅は終わらせることにしよう 投稿者:香蓮(初出:2007/08/02)...
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安心 うたたねの猫 (詩)
"安心 うたたねの猫" Photo by Asagimadara抱かれていると安心置かれてしまったらそれが寂しい爪をたたみ丸い手になり首をかしげて瞳はそう細くなるよ青の中に一条の緑が混ざる 洗いたての陽の香り胸いっぱいに吸い込んで安心安心 うたたねの猫僕も眠ろう投稿者:浅葱斑(初出:2007/08/02)...
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僕のそばで (詩)
そうやって いつも君は心のなかに鍵をかけたまま 「私さえ我慢すればいいの」 と口にするそんなことを 思ったって幸せなんかには なれやしないよどんなに全能な神様だって手を貸すことは出来ないさだからねゆっくりでいいんだありのままの君を君自身の手で探すことさ君がいつか微笑むことができたとしたらきっと世界中の神様が集まって君に手を貸してくれるはずだよ僕は ただいつも君のそばにいて君を見ているそれしかないのだ...
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日常 バンコク郊外にて (詩)
"日常 バンコク郊外にて" Photo by Kirishima毎日同じ道を歩いて勤務先や学校に通い通る道に沿う家々も 人々もみんな 持っているのはひとつの典型日常 だと理解した投稿者:霧島(初出:2007/07/14)...
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風を探して (詩)
風を探し 緑を求め辿りついたところは やはり 心の古里だった この里に来ると なぜか 涙がでてくる 「ただいま」 は日常の言葉だけど 一年ぶりの 「ただいま」 もあるんだ 「お母さん 晩ご飯できた?」 「ハイハイ、今日はすき焼ですよ」 炭の香りが心をくすぐる そして いっぱい いっぱい おかわりするんだ 投稿者:Nao (初出:2007/08/17)[編集長-補足] Naoさんの 「心の古里」 は、たぶん、京都府南丹市の美...
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少しだけ秋色 (詩)
風を入れましょう少しだけ窓をあけてほんの少しだけ秋色した風がこの部屋に入り込む風に乗って枯れ木を燃やした懐かしい匂いコスモスが揺れる庭先にトンボが忙しそうに飛び回る少しだけ秋色がみえたりするこんな日は 投稿者:香蓮(初出:2007/08/21)...
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キンセンカ (詩)
Photo by Asagimadaraキンセンカいや キンレンカ紛らわしくて ナスタシウム科学的な名前だなあとサラダに食べられるのにね部屋が寂しいから我が手に折られて明かりになったマリーゴールドとナスタシウム毎年、ひと袋ずつ種を撒いて増やしていくどこまで続くのか、鮮やかな花よ*花は 花同士でお話でも? ゝ(・只・) やあ 毎年ですが今年は やたら石灰がとかケイフンが臭すぎるとか オヤジギャグみたいには? 聞きたくて、内緒で...
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ネガティブで行こう! (ショート・ストーリー)
これは、フィクションでごじゃるよ。 やっとの思いで完成させた随筆の原稿をテーブルの上に置いていたら、一匹のアリがやってきて、原稿の上でウロチョロし始めました。 「アリ来たり」 と駄目出しされている気分。 落ち込みました。 自分の夢を追いかけていたら、いつの間にか自分が老いかけていることに気付きました。 落ち込みました。投稿者:クロノイチ...
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君と出合ったこの砂浜に (詩)
この思いとこのわが身を埋めてくださいやがていくつかの波がこの身と君への思いを 海へと流してゆくだろうそして わたしは永遠の海へと旅に出る 投稿者:香蓮(初出:2007/06/25)...
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積乱雲 (短歌)
"a cumulonimbus" Photo by tau_neutrino窓外に 積乱雲の 湧き上がり時折見つつ かき氷食い投稿者: 多雨中微子 (初出:2005/08/31)...
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夏がゆく (俳句)
雨雫 したたる毎に 夏がゆく投稿者:縞猫(初出:2008/08/27)...
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燈花会 春日野園地 (短歌)
"To-kae(Kasugano-enchi)" Photo by tau_neutrinoまほろばに 集う人と 灯花(あかりばな)祈りとともに 咲いて輝く投稿者: 多雨中微子(初出:2005/08/30)...
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風待ちの宵 (短歌)
風待ちは 港ばかりと 限らない我が家の窓辺 鳴らぬ風鈴投稿者: 庵祖兄(初出:2005/08/24)...
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燈花会 浮見堂 (短歌)
"To-kae(Ukimido)" Photo by tau_neutrino夜の闇を 流るる燈火に 導かれ 遠き夢へと 小舟を出(い)だす投稿者: 多雨中微子(初出:2005/08/28)...
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ドふんばリズム♪ (短歌)
昼下がり ドふんばリズム♪ う~ん ううんしたたる汗が きしむ便座に*今から二週間ほど前の日のこと。大阪の日中の最高気温は37℃を超えていたが、我が家の室温はさらに越えていた。 数日来の便秘で苦しんでいた僕に突然の便意がやってきた、、、腹痛とともに。。。 うだるような暑さの中で、僕は、何故だが、5拍子で唸っていた。TAKE 5♪ 結果、みごとに出産。生みの苦しみを五十男が味わうとはっ !投稿者: 庵祖...
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燈花会 奈良町 (短歌)
"To-kae(Nara-machi)" Photo by tau_neutrino 路地端に 数多の燈火 ゆらゆらと古(いにし)へ偲ぶ 奈良町の夜投稿者: 多雨中微子(初出:2005/08/25)...
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障害物 (詩)
見えない見えない前が見えない信号機が見えないぞ車線を変えたら割り込まれ横に着いたら 店が見えないバックミラーに何か光った怖いぞ怖いぞ大型バスが後ろについた佐川急便が隣に来て前にトラックがいて何も見えずわかりもせず囲まれたまま通り過ぎちゃった目的地 =v。v:= うぬ 投稿者:浅葱斑(初出:2008/07/17)...
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向日葵 (短歌)
大烏(おおがらす) 供物啄ばむ 墓地迷路出口の向日葵 菩薩の如し投稿者: 多雨中微子(初出:2005/08/25)...
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白き指 (俳句)
白き指 朝顔の種 瓶に溜め夏雲や 土の香りの 庭を掃き移り気の 夕立降りぬ 浴衣の子宿題を 済ませ氷菓の 黒い顔打ち水の 描いた模様 足で見る投稿者: 光太郎(初出:2005/08/29)...
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稲妻 (俳句)
野の師父の おろがみ祀る 稲光投稿者: 英泉(初出:2005/08/09)...
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稲光 (短歌)
真夜中の 闇に瞬(まじろ)く 稲光吾が目裏に 銀の帯残す投稿者: 多雨中微子(初出:2005/08/08)...
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観覧車 (詩)
丘の上に虹色のひまわりが見つめている朝焼けの朱色に染まりながら流れる風のささやきと雲の流れに顔を出す早起きの子供たち朝顔の花が まだ露を湛えているよさあ 行こう お昼の準備を 籠いっぱいに詰め込んで 水筒に 唇の歌 詰め込んで虹色の丘を目指してあのひまわりを追いかける一緒に乗ろう あの大きな花びらの中に飛び込もう抱き合ってあの空間まで 飛翔しようか我らの町は 小さな町人も 車も ...
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落雷 (短歌)
稲妻の 音に怯えて パソコンへ走り駆けつけ 電源を(コンセント)抜く *実家のテレビが二度も落雷で(アンテナ経由&電線経由)全損したことのある僕は、雷が大嫌い!(恐怖)投稿者: 庵祖兄(初出:2005/08/08)...
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高原のひまわり (短歌)
ひまわりは 気高く哀し イタリアの 高原に咲く あのひまわりは投稿者: 英泉(初出:2005/08/06)...
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梅花藻 (詩)
"梅花藻" Photo by Asagimadaraまだ明けやらぬ 梅雨明けのゆらり流れる バイカモの花青色を映し出す水面しだいに真っ白くなる五枚の花弁のすうっと伸びる若い茎を見つけると溺れるなよ沸き上がれよ祈るような気持ちになるのはどうしてだろうねウメバチモとも 言うんだってさ夏の梅似ているから 笑揺りかごが 水輝く水愛らしいね可愛らしいね投稿者:浅葱斑(初出:2013/08/07)...
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夕立 (俳句)
夕立に 布団濡らされ 小言聞く *突然の夕立、まさにバケツをひっくり返したっていう表現がピッタリでした。 ベランダで干していた布団を取り入れた時は、既に手遅れでした。。。投稿者: 庵祖兄(初出:2005/08/06)...