Anthony's CAFE 

archive: 2015年08月  2/2

月 (詩)

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月は哀しからずや ふいに出る月夕暮れまだ空白く 赤き陽焼け落ちぬうち  人知られず昇る月 寂しからずや星の供なく雲にも遮られず  無頓着にほうっておかれてたった一人  東から西へ 否 西から東だったか  つい…と 寡黙に流る 寂しからずや  生きる物寝静まり闇の中  音無の灯 哀しからずややがて黎明から暁至り  別れも告げず速やかに居ぬ 侘びしからずや炉端のコオロギ 月 哀しからずや*月が見られてホ...

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朱い鳥居 (詩)

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朱い鳥居はひとつずつ代が変わるごとに建てて行って三代目には 大きくなり四代目には 消えてしまう稲荷さまは狐に乗って田畑や家の周りを駆け回る鳥居は 今は二つあるはずで四つ目には なくなるだろう閉じ込めてはならない小さくて優しくて あばよわたしは口を挟めないあなたの化粧した顔の皮膚がボロボロと剥がれ落ちてる黒いお茶のなかに顔の皮膚が剥がれ落ちてるなにかが違うとわたしのなかで 訴えている君は だあれ 朱色の...

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夏はもうすぐ (詩)

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ザーザー降る大切な雨が降る梅雨が終わるとミーンミーンと蝉の鳴き声シャボン玉飛ばし水風船投げ合って夜になったら線香花火スッと頬を撫でる夜の風夏はもうすぐ 投稿者:Nao (初出:2008/06/28)...

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猫 虫刺され (詩)

"猫 虫刺され" Photo by Asagimadara気温36度日陰でも暑くて身のおきどころがない苛立ちの中ねこ 災難家の中で大騒ぎして外に出れば熱中症になる今日は不機嫌ねこ 災難投稿者:浅葱斑(初出:2008/08/06)...

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夕立 (俳句)

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夕立や 股立ち高く 君来たる夕立を 止むなと願う 軒の下夕立が 止めばかなわぬ また会う日夕立や 手を重ね合う 傘の中夕立に たたずみ つぶやく 「さようなら」投稿者: 英泉(初出:2005/08/04)...

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花火の夜 (短歌)

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川沿いで 揉まれ疲るる 花火の夜 冷ゆる麦酒と その泡に癒え投稿者: 多雨中微子(初出:2005/08/02)...

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ひまわり (詩)

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こころのなかに明るさをくれるたて縞模様の 涙の種よやがて涙は おおきな花となるわたしの身長よりもさらに大きな花となる枝分かれするのは  夢を 忘れないために  ひまわりは 花束になる  四方八方に  その手を伸ばして夏の象徴 ひまわりの花大きく その花を咲かせておくれ目を閉じるなよ  ひまわり うつむくなよひまわり咲かせて 実れひまわりそしてわたしにまた たて縞のモノトーンの夢を落としてください投...

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泡の酒 (俳句)

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泡の酒 喉通過して 冷奴夕立に 傘さしかけられ 初恋の稲妻や 蚊帳が二人の 影映す砂浜を 入道雲の 覗きおり向日葵の 向きたる先に 君が影投稿者: 光太郎(初出:2005/08/02)...

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夏の陽炎 (詩)

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フワフワと投げれば破れる水風船そっと投げてそっと受け取らなければたちまち破れる水風船水は水に溶け破れた風船は小さな小さなゴミになるどこかはかない水風船そんなか弱い君だけどなぜか大好き水風船 投稿者:Nao (初出:2008/06/23)...

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球 (詩)

"水風船" Photo by Asagimadara球になるそうすれば裏も表も何もない影はどこまで行っても探せない光はどこまでも光となるから騙されることなどなにもない光しかなかったならそれは大変疲れると思う影しかなかったならそれは真っ暗で何も見えないこまったねこまったもんだね抱き合えたならいいあなたとわたし二人で影を塗りつぶして二人一緒に球になるぬくもりがあり確かな感覚があり光も影も溶け込んでいくからそれがいい投稿者:...

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熊谷うちわ祭 (短歌)

Photo by tau_neutrino国道に 山車屋台が行く 夏の午後  団扇を扇ぎ 祭見物   山車屋台 引き合い叩く 鉦の音その激しさに 心奪われ星川に提燈の灯 揺らめいて 一時休らふ 小橋の袂 投稿者: 多雨中微子(初出:2005/07/30)...

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空のこころ (詩)

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かたよらない こころこだわらない こころとらわれない こころひろくひろくもっと ひろくこれが 空のこころなり投稿者:浅葱斑(初出:2013/07/28)...

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自業自得 (詩)

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森深く 谷おおらかに水清く人々の暮らしを豊かにせん太陽きらめき なれど雲厚し古より続く大いなる恵み今、我の手によりて破壊す天は周り 天は関せず天より来たる仏呟くそれ自業自得なり 投稿者:Nao (初出:2008/06/30)[編集長-ひとこと] 鬱の襲われて病床にあっても、故Naoさんの心は、常に奈良県吉野郡の山々にあった。 そして、その山々を守る為の環境運動。 しかし、その山々に行くために大量の燃料を使って自...

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海に架かる虹  [断筆] (詩)

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海に架かる虹海に架かる橋いつか見たあの夏の日君は車の窓から虹に向かって手を振ったね*ダメだ、涙が出てきたので、ダメです.これ以上ダメです。.断筆・・・ と、10年前に断筆し、その後何回も続きを書こうと挑むも、未だ書けません。。。投稿者: 庵祖兄(初出:2005/07/13)...

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夏旅の宿 (短歌)

"Rainy day" Photo by tau_neutrino徒然に モニター眺むる 風雨の日ネットで探(あなぐ)る 夏旅の宿投稿者: 多雨中微子(初出:2005/07/12)...

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千里山・夏 (詩)

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小詩集 『大阪ラプソディー』 より 47年前の詩昭和42年8月15日ディーン《北》待ち北の詩人 振込み   =十三’ム九昭和42年8月19日酋長《九万》つもる  =十三’ム九昭和42年8月21日春団治《ニ筒》つもる  =四暗刻昭和42年8月22日玉の松《ニ筒》つもる  =四暗刻昭和42年8月25日マル《九万》待ち北の詩人 振込み  =十三'ム九昭和42年8月26日春団治《一竹》つもる  =大三元昭和4...

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