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梅の花 (短歌)
悩みつつ つかの間咲いた 梅の花春産み落とし 逝きて戻らず投稿者:縞猫(初出:2008/03/15 )...
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忘れ物さがし (詩)
忘れ物さがしこころ 飛んでいく泡になったり砂粒になったり花が咲けば 花になり蕾が出れば 歌い出す風が吹けば 泳ぎだし鳥を見れば こころ羽ばたくわたしはそうして目をつぶっていつのまにか眠っているわたしは今を駆けめぐる身近なものから手に触れてそうだったのかそうでなかったのかふりかえりふりかえり忘れ物を探している投稿者: 浅葱斑(初出:2013/03/23 )...
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高友旅館 (宮城県 大崎市 東鳴子温泉)
東鳴子温泉の高友旅館で、温泉を堪能してきました.。 昔から 「鳴子八湯」 と呼ばれていた鳴子温泉郷 (鳴子温泉、東鳴子温泉、中山平温泉、川渡温泉、鬼首温泉) には、日本にある全9種類の温泉のうち、なんと、8種類が揃っているのです。 高友旅館には4種類の源泉があり、この旅館だけでも重曹泉・硫化水素泉など4種類の温泉を楽しむことができるのです。高友旅館 外観「黒湯」 で有名な有名な高友旅館は、築80年以上を...
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白いハンカチ
それは珠になる朝露の白い苞右と左と交互に揺れる逆さにしたらダンスを踊った背の高さで風に揺れ煽られる震え軽い軽い音楽のよう一枚のハンカチは裏返りながら涙のようなピアスになるあなたの胸に抱かれて愛されて恋の歌 口ずさむよ投稿者: 浅葱斑(初出:2008/04/08 )...
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岩手高原スノー・パーク (岩手県 雫石町)
小岩井農場の北西、岩手山の南西斜面に展開する岩手高原スノーパークに行ってきました。 風は強かったですが、積雪充分、雪質やや緩め、完璧な晴天に恵まれ、気分爽快、最高のライディングができました。 5時間券を購入し、9時過ぎから14時まで滑ってきました。 サンモリッツ・コース 初級者向けのサンモリッツコースは 岩手高原センタープラザの目の前なのでファミリーには最適なゲレンデです。 久しぶりのスノー...
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道端に咲くダンディリヨン (詩)
あなたのお母さんを見つけた人が命を吹き込むようにフッと風を送りましたあなたはその風に乗ってフワフワ フワフワ旅に出ましたどこに行こうかなこの町が楽しいかなあなたはやがて長い旅を終えてこの町にたどりつきました人が少ない町だけどそっと色付くあなたが好きです道端に咲くダンディリヨンさん投稿者:Nao(初出:2008/03/03)...
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私はタンポポ (詩)
私は貴方の為に咲く冬雪吹きさそぶカラカラの荒れ地に貴方の涙が私の足下にこぼれ落ちかの土が軟らかくほころぶ頃私はこの舞台から人知れず去る私はタンポポダンディなライオン投稿者:縞猫(初出:2008/03/02)...
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やなぎ (詩)
Photo by Asagimadara青空に鶯色の線がたなびく午前9時の空の風吹流しのようでしなやかこんなに細身なのに枝先にまでも力が漲るお辞儀をしている大きいけど頭の低い樹木わたしたちはちいさいくせにひたすらに生意気思いどうりにはならないものを悲観して 否定しあって傷ついたとか 傷つけたとか文句を言い合っては争っている古よりあったという樹木は黙するその世の風のまま流れのまま隣近所と絡み合いながら人のこころさえも慰...
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タイ恋いし Ⅱ (短歌
日和雨 止み 国境に 巨いなる虹の掛け橋 われ差し招く村人は 野にして卑なり 然れども天には星満ち 蛍群れ飛ぶ夢なりと 知りつつ夢を いとおしむ遥けき故国の ともだちの顔はるばると メナムの波路 漕ぎ暮れて士太夫の夢 結ぶアユタヤ投稿者: 英泉(初出:2005/05/10 )...
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まる (詩)
Photo & stitch by Asagimadaraまるって いいね尖ったこころは 星の形時を経て 角がなくなる切り出されて生まれた小さな石流されて 傷を負う転がって 転がって周りを傷つけ 自ら打たれ大海へ出る砂粒が敷き詰められた浜に出るころ剥がれ落ちて 丸くなる歩いてみると 音がするまるは 角のない音になるまるっていいね重なるようで 重ならず受ける光は 皆平等で色濃く出された影は ささやかひとつ置いてふたつ寄り添いいくつか...
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タイ恋いし Ⅰ (短歌)
朧夜や 列車の窓に 女泣き子ら眠りおり ひとり酒汲むいずこより 来しかと農婦 われに問うデッキに胡座し ソムタム噛みつつなかぞらに 乱れる小さき 紅の傘われらみな其を タイ桜とよぶ水かけの 祭り早よ来い 咲き盛るやさしく淡き タイ桜恋し常夏の 国にありせば 雪恋ししずと降り積む 綿雪恋し *編集部・注:英泉師匠はタイの辺境(ラオス国境近く)の小学校に日本語教師として赴任された経験を持ち、同じくタイ...
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四季の宿 みちのく庵 (宮城県白石市鎌先温泉)
宮城の素材を使った懐石料理が定評の「 四季の宿 みちのく庵」 に泊まってきました。 最近人気が高まっている宿であります。みちのく庵 外観数年前に大改装して、純和風の数寄屋風の宿としてリニューアルオープンしました。 鎌先温泉街から、しばらく山道を進んだところにある山の中にひっそりと佇む 「大人の隠れ家」 という感じの宿でした。 いやー、久々に大満足の宿でした。みちのく庵 和室泊まった部屋は10畳の和室 「...
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涙色したガラス細工 (詩)
涙色したガラス細工を心の金庫にしまいましょう指先が触れ合った鍵はあなたにあずけますベッドの上思い出すあの頃哀しみを開く鍵は君の胸の中投稿者:Nao(初出:2008/03/11)...
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鳴子湯乃里 幸雲閣 (宮城県 大崎市 鳴子温泉)
鳴子温泉の幸雲閣で一泊してきました。 あまり聞いたことがない温泉旅館だと思っている方も多いと思いますが、ここは、なんと、旧鳴子温泉ビューホテル なのであります。 10年前、経営難に陥り営業を停止しましたが、秋田共栄観光(株)に売却され、プラザホテル山麓荘グループの一員として、立派に復活したのであります。 もちろん全面改装して近代的な温泉旅館になりました。 幸雲閣 外観泊まったのは、5 階の和洋折衷...
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コンサート (詩)
ホールの入り口でチケットの半券をちぎり扉を開けるとそこはコンサートホール椅子に座りプログラムを見ているとブーっとブザーが鳴ってコンサートの始まりです舞台の右から左から天使たちがくりだして希望の国のハンドベルを奏でますキンコンカンコンあなたたちのまなざしを私は一生忘れません 投稿者:Nao(初出:2008/03/09)...
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地球よ (詩)
Photo by Nao唸りをあげ 猛り狂い 自然の情景を創りし星よあなたの姿は美しい命を産み 我が子を優しく包む母のように我が子をおぶい あやし 育ててくれた地球よ今 あなたの子供はグレてますもうすぐ もうすぐきれいな地球に戻しますからもう少し見守っていて下さい *編集部・注:画像はNaoさんが奥飛騨温泉郷にあるホテルへリゾート・バイトのため、派遣会社から出向くときにバス車内から撮影したと思われる一枚。 このときの...
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春待ち草 (詩)
氷つくような日吐く息も白いそんな中フッとみつけた水仙の芽早くこないかなぁ…あったかな陽射し…私は待っているあの懍とした水仙の花あの甘酸っぱい香り… 投稿者:ジョナ(初出:2008/03/06)...
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いのち (詩)
Photo by Asagimadara重き器を持って生を受けいのちはどこから吹きこまれたか役割を果たしてそうして元のところへ戻るのか人であるということは地上に居て雲を見つめ流れを追い風の音に耳をそばだてる迷うときには呼び声がする独りではないとそう語ってる誰もわからぬけど知っているぞと声がする祈りにも似た言葉に嬉しくなってわたしはずっと雲を突き抜けて天に昇るどれだけのどれだけの願いがいのちがそこにあるのかちいさいな儚...
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お母さん (詩)
お母さん お母さん お母さん逢いたいよ お母さんめぐみは今 お母さんに逢いたくてたまりませんお母さん お母さん お母さんお父さんは元気なの?弟たちはどうしてる?お母さん お母さん お母さん朝ごはんをお母さんと一緒に食べたいなめぐみがジャガイモ切るからねお母さんはお味噌汁作ってねお母さん お母さん お母さん寒いよお母さん早く助けて お願いだからお母さん お母さん お母さん早く助けて お願いだから *編...
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オカリナ (詩)
Photo by Asagimadara大地のかけら両手でそっと包み込む溜息を吐くようにこころの中のちいさな吹き溜まりから音が出るピーピー鳴る音 里の秋春を呼ぶ音 なごり雪楽譜を見ずに音を探って音を見つけたときこころがねうふふって笑うの投稿者: 浅葱斑(初出:2008/02/25 )...
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海のトルソー (詩)
砂丘よ 砂丘よ陽炎の中に仰臥する海よその海の底には、今も僕らと同形同大の無数の足跡が刻印されているのだろうか風紋の唄の節々に僕らは日々のまぼろしを見風紋に起こる陽炎の裏手にぼくらは海の手触りを知るが、母よ!と呼ぶにはぼくらの舌は、咽喉はあまりにもひび割れてしまった吹きすさぶ風がぼくらの唇を傷つけて去る永すぎる 星の不在永すぎる 日々の祈り砂塵よまぶしい鳥が一夜を駈け抜ける間に僕らはいくつの砂丘を越...
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瞳の奥から (詩)
Photo by Nao 飛騨高山の民芸料理店の囲炉裏少しの涙を流してみるとまつ毛が樹氷になるのかな凍るほどに流してみるとほらごらんあちらこちらに囲炉裏をたいて優しい優しい人達が君の帰りを待っているよおいでよ火のそばにきっときっと涙を流せば本当の君に戻れるはずだからさ 投稿者:Nao(初出:2008/01/2 1)...
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闇夜 (詩)
さみしくはないよだって、眠れるものつらくはないよまた明日あえるから明日は また おひさまといっぱい話そう闇夜の想いを投稿者:ジョナ(初出:2008/02/29 )...
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軒下の葉牡丹 (詩)
Photo by Asagimadara雪が降り積もって花になる真冬の薔薇の花になる厳寒な季節レースになったぷつりぷつりと泡が浮ぶいちまいまたいちまい結晶の中から生まれてくるいったい何枚の翼が開いていくのだろう夢が生まれてくるのだろう投稿者: 浅葱斑(初出:2008/02/15 )...
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アーケードのない商店街 (詩)
夕暮れの街犬を連れた君が通る時間カンコンカンコン遮断機の向こうに君がいるここは商店街アーケードのない商店街ケーキ屋さんやパン屋さんやコロッケを揚げる匂いやジュージュー焼きそばを焼く音や急行列車が通り過ぎるともうすぐだねほら、ごらん君を待っている人達が手を振って微笑んでいるよワンちゃんも一緒にね投稿者:Nao(初出:2008/03/01)...
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ニュー ・スノー・ボード・ブーツ
BOAシステム搭載 K2 スノー・ボード・ブーツ靴ひもを使用しないBOAシステムを搭載したK2のスノーボードブーツを購入しました。 BOAシステムは、数年前に登場したもので、スノー・ボード・ブーツからひもを締めるわずらわしさを解消した画期的なシステムです。 一般の靴や運動靴、トレッキング・シューズなどにも採用されています。 その仕組みは、いたって簡単で、靴ひもの代わりとなるワイヤーを、ブーツのタン...
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大事なもの (詩)
いちばんだいじなものはなあにそう問われたならわたしは我が子とそういうでしょうわたしが我が子と一緒に入られるのは一生のうちでほんの瞬き程度の時間残りは他人様によって育てられるもう一度問われたなら我が子が大事だから同じように他人様も大事なのだだから両方そう答えられるわたしでありたい投稿者: 浅葱斑(初出:2011/12/21 )...
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独白 (詩)
恋は好きだけど重たい恋は食べきれな~いスライスして、パス・ケースにはさんで時々取り出してガムみたいに噛みしめたい膨らませたりすぼめたり時には、春風にさらし透かしてみたらきっと明日が見えるはず投稿者: 正平(初出:2005/05/11)...