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第168回 芥川賞受賞作 『荒地の家族』 佐藤厚志 著
Photo by Kirishima 撮影場所: 宮城県 仙台市 青葉区 某所 『荒地の家族』(新潮社 刊)2011年3月11日 金曜日、22.000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から12年となる。 犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、震災の教訓を未来に語り継いでいきたいと思っています。「あの災厄から十年余り、男はその地を彷徨いつづけた。元の生活に戻りたいと人が言う時の 元 とはいつの時点か――。40...
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『山岳雪崩大全』 雪氷災害調査チーム 編
『山岳雪崩大全』 雪氷災害調査チーム 編 (山と渓谷社)雪崩発生のメカニズムとリスクマネジメント―雪崩から逃れるすべてがわかる 毎年、雪崩事故はあとを絶たず、埋没による遭難者も多数発生している。 そうした現状をふまえて、『最新雪崩学』『決定版雪崩学』の後継商品として、 雪崩に関するあらゆる点を考察、網羅した雪崩の教本。 十数年の歳月を経て、更に最新情報を取り入れ、執筆陣の幅も広げ、 視覚素材をふんだん...
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『岳』 石塚 真一 著
旧友オスカーの率いるエベレスト登山隊とヒマラヤで出会った三歩は、自身の目的であるローツェ単独登攀を目指し、彼らの元を離れた。一方、登山隊は、エベレスト・サウスコルに到着。 そこから最後の難所・ヒラリーステップを越え、最終アタックを試みる。ボンベの酸素が少なくなりながらも、なんとか全員ヒラリーステップを越え、山頂に辿り着いた登山隊。 しかし、帰路についた彼らに予想外の事態が…。天候悪化に加え、一方...
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『白銀ジャック』 東野圭吾 著
ゲレンデの下に爆弾が埋まっている―― 「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。 すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス! ...
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『ちゃれんじ?』 東野 圭吾
『ちゃれんじ?』 東野圭吾(実業之日本社)直木賞を受賞した 『容疑者 X の献身』 が映画になりましたね。 評判がよかったです。是非、観たいと思います。 原作は、もちろん読みましたが。。。江戸川乱歩賞作家でもある 東野 圭吾 さんのエッセイ 『ちゃれんじ?』 を、読み返してみました。 『おっさんスノーボーダー殺人事件』 なんて短編ミステリーも入っています。(笑) 44才で初めて挑戦したスノーボードに嵌って行く...